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概要

外大通信デジタルブック

23アンバサダーの川島永嗣選手とスクール生の交流。川島選手が日本に帰国した際、スクールを訪れ、子どもたちにエールを送ります。 高校時代は、サッカー強豪校で主将を務め練習に明け暮れる毎日。夢は、全国高校サッカー選手権大会で優勝し、プロサッカー選手への道。しかし、全国大会へ向けた試合中に、右膝前十字靭帯損傷。一瞬にして消えたサッカーで日本一になる夢と未来への希望。「これまでサッカーに人生を費やしてきた自分にとって、ほかに何ができるのかを考え直す機会になりました」。ある日、英語の先生がALT(外国語指導助手)と英語を話している姿が目に止まった。教科書に載っていない生き生きとした表現。「これがリアルな英語か…」と衝撃を受け、本格的に英語を学びたいと思い関西外大へ進学を決めた。 関西外大では、英語の勉強に加え、教職課程を履修したり、オープンキャンパスの企画・運営に携わったり、色んなことに挑戦。3年生のとき、オーストラリアのキャンベラ大学に1年間留学した。英語だけを学ぶのではなく、現地でサッカーをすると決めていた。「はじめは、現地の人たちの言葉が早すぎて何も聞き取れませんでした」。そんな状況で、現地のサッカーチームに交渉。「今はメンバーを募集していない」と言われたが、諦めず自力留学中のサッカーの思い出。ドリブルをしながら街を散策したり、現地のサッカーチームでプレーしたり、勉強以外の時間はサッカーをして過ごしました。けがをしたとき、子どもたちから手紙をもらいました。部屋で目に見えるところに飾り、毎日、元気をもらっています。で交渉し続けチームに入れてもらえることができた。「一度はダメでも、熱い想いを伝え続けること。チャンスを自分からつかみにいく大切さをオーストラリアで実感しました」 帰国後は、教職をめざす仲間たちと採用試験に向けて猛勉強。見事に大阪の高校教諭としての採用を手に入れた。同時に参加していたグローバルアスリートプロジェクトのインターンシップ。「スポーツ×英語」という新たなビジネスにワクワクしていた。悩んだ末、自分の心がワクワクした現職を選んだ。 膝のけがをきっかけに英語に興味を持った。「私の場合は、けがを通して、自分と向き合ってきました」。大切なのは、物事をポジティブに考えること。「自分が望まない出来事が起きたとしても『だからこそ、できる』とプラス思考で考えるようにしている」。人生山あり谷あり。「みなさんの目の前に起きる出来事に偶然はありません。必然です。辛いと思うことも、終わってみれば意味があったと思うでしょう。『だからこそ』の精神で突き進んでほしいですね」学生時代の経験、人との出会いで今がある「だからこそ」の精神で壁を乗り越えるまつもと・そうた/19 9 3 年大阪生まれ。2012年香川西高校卒業、2016年関西外国語大学国際言語学部国際言語コミュニケーション学科(現.英語国際学部英語国際学科)卒業。2 016 年一般社団法人 GlobalAthlete Project 入社。Profile