ブックタイトル外大通信デジタルブック

概要

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COURSE EVALUATION23 ｜ THE GAIDAI No. 298 Summer, 201958％）28％82％78％75％69％76％71％83％75％69％71％29％34％28％31％23％27％25％61％27％について、「強くそう思う」「そう思う」とした回答は、英語キャリア学部では、春約70％、秋約69％、外国語学部では、春約73％、秋約75％、英語国際学部・国際言語学部では、春約76％、秋約78％、短期大学部では、春秋ともに約75％、留学生別科では、春約75％、秋約76％である。　授業への参加度と総合評価との関連性はどうだろうか。まず、総合評価の設問Ⅳ―１との関連をみる。　英語キャリア学部では、授業に積極的に参加したと「強く思う」・「そう思う」層（以下、「積極層」と称する）かつ「高評価」が約66％だった。逆に、「あまりそう思わない」・「そう思わない」（以下、「消極層」と称する）で「高評価」は約４％という結果だった。　外国語学部では、「積極層」による「高評価」が約71％、「消極層」による「高評価」は、ここでも約３％という結果だった。　英語国際学部・国際言語学部では、「積極層」による「高評価」が約74％で最高値だった一方で、「消極層」による「高評価」は約３％だった。　短期大学部では、「積極層」による「高評価」は約72％だった。逆に、「消極層」による「高評価」は約３％だった。留学生別科では、「積極層」による「高評価」は約70％だった。逆に、「消極層」による「高評価」は約４％だった。5授業のシラバスと授業内容の関係設問「この授業はシラバスに沿って行われた。」（設問Ⅲ―１）　この設問について、「強くそう思う」「そう思う」とした回答は、英語キャリア学部では、春秋ともに約86％、外国語学部では、春約90％、秋約92％、英語国際学部・国際言語学部では、春約91％、秋約92％、短期大学部では、春約92％、秋約93％、留学生別科では、春約93％、秋約91％である。授業がシラバスに沿っていたという回答が全学部的に90％前後というかなり高い数値となっている。6授業の難易度設問「この授業の難易度は自分にとって適切だった（スポーツ健康科学については、運動技術の難易度）」（設問Ⅲ―２）　この設問について、「強くそう思う」「そう思う」という回答は、英語キャリア学部では、春約78％、秋約83％、外国語学部では、春約83％、秋約85％、英語国際学部・国際言語学部では、春約83％、秋約87％、短期大学部は、春約83%、秋約86％、留学生別科では、春約83％、秋約85％であった。　比較的多くの学生が、授業の難易度は適切であったと感じているようだ。授業の難易度については、例えば語学科目で習熟度別のクラス編成をしながら共通の教材を設定している場合には、各クラスの習熟度に合わせた柔軟な展開も今後さらに求められよう。7教員による説明の分かりやすさ設問「教員の説明は分かりやすかった」（設問Ⅲ―３）　この項目で、「強くそう思う」「そう思う」とした学生は、英語キャリア学部では、春約81％、秋約84％、外国語学部では、春約86％、秋約87％、英語国際学部・国際言語学部では、春約86％、秋約88％、短期大学部では、春秋ともに約86％、留学生別科では、春約89％、秋約91％である。概してかなり多くの学生が教員の説明については分かりやすかったとしているようだ。　だが同時に、「あまりそう思わない」「そう思わない」とした回答が、全体で通年約4％あったことも念頭に置いておく必要があるだろう。8授業の双方向性設問「教員からの一方通行的な授業ばかりではなく、学生との間にやりとりがあり、双方向的な授業であった」（設問Ⅲ―４）　双方向的な授業だったかどうかについて、（双方向的だったと）「強くそう思う」と「そう思う」という学生の割合は、英語キャリア学部では、春約77％、秋約84％、外国語学部では、春約83％、秋約85％、英語国際学部・国際言語学部では、春約83％、秋約86％、短期大学部では、春秋ともに約85％、留学生別科では、春約90％、秋約92％で、どの学部もかなり高い数値となっている。　ただし、科目の性質や内容によっては、講義が主体となっている科目におけるように、新しい知識の注入・伝達や学生側の深い思考が重要となるものもあるだろうし、常に学生とのやりとりを試みることは必ずしも有効ではない側面もあろう。その意味では、この項目はあくまでも「学生をおきざりにしない姿勢」という点を心がけるという意味において、教員側の工夫が求められる。9質問や相談などへの配慮設問「授業中や授業外において、質問や相談ができるように配慮されていた」（設問Ⅲ―５）　この設問について、「強くそう思う」と「そう思う」という回答の割合は、英語キャリア学部では、春約81％、秋約86％、外国語学部では、春約85％、秋約88％、英語国際学部・国際言語学部では、春約86％、秋約89％、短期大学部では、春約86％、秋約87％、留学生別科では、春約89％、秋約88％となっている。　全学的に質問や相談については、学生は教員にしっかりと対応してもらっている、と感じていることが分かる。10授業の開始時間と終了時間設問「この授業の開始時間および終了時間は守られていた」（設問Ⅲ―６）　この設問については、「強くそう思う」「そう思う」という回答は、英語キャリア学部では、春秋ともに約91％、外国語学部では、春秋ともに約93％、英語国際学部・国際言語学部では、春約93％、秋約94％、短期大学部では、春約、秋約92％、留学生別科では、春約94％、秋約96％になっている。授業開始から終了までの時間を最大限に活用している場合が大部分であると推測できる。11授業を充実させるための手立て設問「授業を充実させるための手立てがなされていた（該当する項目はすべて選択すること）」（設問Ⅲ―７）　この設問では、教員が学生に対し、授業内容の理解を深めてもらうよう様々な工夫を行っているかを確認できる。　設問は、対象となった「手立て」から選択する（複数回答可能）形式となっている。対象項目は、「到達目標・学習内容の明確化」「成績評価基準の明確化」「適切なテキスト・教材」「適量かつ適切な配布資料」「適量かつ適切なレポート・宿題・小テスト」「わかりやすく整理された板書」「視聴覚教材・機器等の効果的な使用」「学生の発言や意見を引き出そうとする試み（質疑応答、話し合い、発表等）」「『やる気』を引き出すための学生に対する激励のことば掛け」「私語、スマホ等への適切な対応など、学習にふさわしい環境づくり」となっている。　まず、年間を通して全学的に多く挙げられていた「手立て」を挙げてみると、①「到達目標・学習内容の明確化」②「成績評価基準の明確化」③「適切なテキスト・教材」が比較的上位に挙げられていた。①は回答の約46％から約52％程度、②は約37％から約39％、③は約35％から約40％の回答で挙がっていた。ただし留学生別科では、①は約78％、②は約60％、③は約74％程度の回答で挙がっていた。　逆に、挙げられる割合が比較的少なかったものは、①「私語、スマホ等への適切な対応など、学習にふさわしい環境づくり」で回答の約14％（留学生別科では約43％）②「『やる気』を引き出すための学生に対する激励のことば掛け」が約19％、そして③「分かりやすく整理された板書」が約18％（留学生別科では②が約63％、③が約70％）の回答で選択されている。あとの項目は、選択された割合が、大体これら６項目の間に位置していた。　また、視聴覚教材をはじめとする機器類については、今後技術の進歩によって様々なものが考案されてくるだろうが、授業はその内容そのものの学修が目的であり、道具はあくまでもそれを円滑に進めるための補完的なものであって多用が目的ではない。この点を踏まえながらも、円滑な授業展開に役立つと思えるものは積極的な採用が望まれよう。　以上が２０１８年度の授業評価の結果の大まかな傾向となるが、今後とも教員と学生が協力しつつ、さらに良い授業へ向かって不断の努力を続けていきたいものである。「授業はシラバスに沿っている」９割授業内容と進め方に対する評価