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概要

外大通信デジタルブック

Global Outreach| 国際交流 |THE GAIDAI No. 300 Winter, 2020 | 20 米イーロン大学の大学院生ら17人が来訪日本の高等教育について学ぶFaculty-led Program吉崎教授が日米の大学について特別講義御殿山CGでキャンパス・ツアーネットワーキング・ランチで情報交換入試広報企画部を訪れ担当者から説明を聞くイーロン大学大学院生ら 初日は、中宮キャンパスで各部署を回り、担当者から業務内容の説明を受けました。入試広報企画部では、大学をPRする冊子のなかでイーロン大学が協定校として紹介されているページを示され、興味深そうに見ていました。続いて、留学生別科長のスティーブン・ザーカー教授と短大部の吉崎誠教授がそれぞれ特別講義を行いました。 吉崎教授は日米の大学を比較しながら、日本における高等教育の特徴について「日本では、大学の大半を私立大学が占めますが、アメリカは公立大学が多いのが大きな違いの一つです」と述べ、大学数を示したグラフを見せながら説明しました。また近年、大学を取り巻く環境が厳しくなっている要因の一つである18歳人口の減少についても触れ、大学院生たちは興味を示していました。 この後、谷本榮子理事長との懇談が行われました。谷本理事長は昨秋、同大を訪れた際の印象として「イーロン大学は、学生も教職員も、大学全体が活気にあふれていることに感銘を受けました」と話しました。また、「留学生は未来からの贈り物です。日本でいろんな経験を積んでほしい」と続け、本学の特色である国際交流や教育の在り方について語りました。大学院生からもさまざまな質問が出ました。 2日目は、御殿山キャンパス・グローバルタウン(CG)でラーニングコモンズをはじめキャンパスの各施設を見学しました。外大生と留学生ら650人が衣・食・住を共にする「GLOBAL COMMONS - 結- YUI」では、RA(レジデントアシスタント)が「『結』では月に1回、入居者同士が親睦を深めるイベントを行っています」などと自身の経験を交えながら魅力を紹介しました。 その後、中宮キャンパスに戻り、「ネットワーキング・ランチ」と称して、参加者と本学職員との交流を兼ねた昼食会が国際交流センターで開かれました。本学側は国際交流部、学生部、人事部、キャリアセンターなどから12人が出席し、学生生活関連、教学関連、マネジメント関連の3つのグループに分かれ意見交換をしました。 プログラムに参加した大学院生は「アメリカの高等教育制度と大きく異なる日本の大学を訪問することができてよかった。谷本榮子理事長との懇談や事務職員との意見交換などもあり、新たな視点から日本の高等教育について学ぶことができた」と話していました。 本学は同大と1990年に協定を結んで以来、72人の同大学生を受け入れ、24人の本学学生(うちダブル・ディグリー留学生19人)を派遣しています。本学の協定締結校、米イーロン大学(ノースカロライナ州)の大学院生14人と教職員3人が1月16、17の両日、日本の高等教育について知識を深める目的で本学を訪れました。教員が引率する短期海外研修「Faculty-led Program」の一環。職場を見学