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概要

外大通信デジタルブック

7 | THE GAIDAI No. 300 Winter, 2020 子供のころから飛行機が好きで、漠然と航空業界で働きたいと思っていました。関西外大に進学したのも、航空業界への就職が強いからです。 国際物流ビジネスを展開しているANA Cargoを知ったきっかけは、3年次に参加した「エアラインフェア」です。登壇された本学卒業生の先輩社員が紹介する仕事内容を聞いて「かっこいい」と思い、がぜん興味を持ちました。企業研究も含めて本格的な就職活動を始めたのはそれからです。他の人に比べて、スタートダッシュは遅かったかもしれません。 活動を始めたころの面接では、想定した質問に対する答えを丸暗記して臨んで、緊張のために内容が飛んでしまいました。その経験があるので丸暗記をやめて、「アドリブ多め」で答えるように努めました。そうやって柔軟に対応できるようになったおかげで、どんな球(質問)を投げられても返せるようになりました。 入社してからは、さまざまな専門知識を身に付けて実践していかなければなりません。数々の資格取得も必要です。ひとつひとつ階段を上がっていきたいと思います。いずれは就航ニーズをとらえて新路線を開拓することが僕の目標です。 顧客ニーズや顧客満足などに対する考え方や心構えは、元客室乗務員の長井聖子先生(外国語学部教授)の「ホスピタリティ」の授業で学びました。授業での「気づき」とエアラインフェアでの「出合い」が、僕の人生の方向性を示してくれました。 人生の大半を占める「仕事」を選び決める就職活動には不安も多く大変なこともあります。でも、楽しみながらポジティブに活動するのがいいと思います。僕は、面接で笑顔を心がけていました。面接官に笑顔の僕を記憶してもらおうと思ったからです。悔いのないように愚直にがんばれば、きっといい出合いが見つかります。企業説明会などをフル活用楽しみながらポジティブに活動内定者インタビュー徳岡 良祐さん外国語学部英米語学科4年兵庫県立御影高校出身 入学前からホテルで働きたいと思っていました。人と関わる仕事、英語を生かせる仕事をしたかったからです。何より、「自分自身が楽しんで笑顔でいられて、人を笑顔にできる仕事がいい」と考えていました。就職活動を始めたのは人より遅く、カナダ留学から帰国した3年生の終わりです。 三井不動産リゾートマネジメントが手掛けるホテル「ハレクラニ沖縄」との出合いは、ホテル業界合同企業説明会です。実際に話をお聞きしているうちに、「ここで働きたい!」と思ったのです。自分だけで情報収集していたのでは、せっかくの「ご縁」を逃す可能性があります。いろんな説明会に参加していく中で自分の志望が明確化されていきました。大学はさまざまなサポート体制を用意してくれているので上手に活用するのがいいと思います。 面接では、働く上で自分は何をしたいのか、どのようなことができるかなどを熱心に話しました。「自分の言葉」で話したことで、熱意が伝わったのか面接官の方が涙を拭っていたのが印象的でした。 ホテル業界に長年携わってこられた市谷敏先生(外国語学部講師)のホテルビジネスの授業がとても興味深く楽しかったです。国内高級ホテルでのインターンシップも経験し、「お客様にもっと喜んでもらうために」という考えがより強くなりました。ここで得たものを自分がステップアップしていく上で生かしていくつもりです。 長期間の就職活動に疲れてくると早々に決着をつけたくなりますが、いいご縁に巡り合えるまで、心身ともにバテないように持続させることが大切だと思います。荒井 七海さん外国語学部英米語学科4年兵庫県立国際高校出身ANA Cargo三井不動産リゾートマネジメント