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概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI No. 301 Spring, 2020 | 12頑張ろう! 外大生コロナウイルスに負けるな 本学は4月10日、新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえ、入学式の規模を縮小して中宮キャンパスのコンベンションホールで行いました。その様子を動画で撮影し、新入生やその保護者に向けてHPで公開しました。 今年の新入生は大学院、大学、短期大学部合わせて3655人。大学院、英語キャリア学部、外国語学部、英語国際学部、3年次編入学、短期大学部の入学生6人告示を述べる大庭大学学長(左上)、谷本短大部学長(右上)と入学式会場(下)谷本理事長に目録を手渡す岡部社長(左) 谷本理事長にマスクを贈呈する盛さん(右)が代表して式に出席し、入学誓詞を読み上げました。 大庭幸男大学学長は「現在の困難な状況はいずれ改善されます。現状を落胆するよりも、考え方を変えることで自分の未来を開いてほしい」。谷本榮子短大部学長は「本学の歴史に、どんな1ページを書き加えてくれるのか楽しみにしています」と告辞を述べました。 新型コロナウイルスの感染防止に役立ててほしいと、本学へのマスク寄贈が相次ぎました。SARS(重症急性呼吸器症候群)が世界的に流行したときから備蓄を進めていましたが、ストックが少なくなってきており大変貴重な支援となりました。 大学院博士前期課程(言語文化専攻)に在籍する留学生、盛苡甄さんが4月8日、中国・蘇州の母親から送られてきたマスク1000枚を寄贈し、谷本榮子理事長に手渡しました。 盛さんは「日本は大変な状況になっていると母親が買ってきて送ってくれました。大学で使ってください」と贈呈し「関西外大の一員として一緒に乗り越えていきたい」と話しました。マスクを受け取った谷本理事長は「ありがとうございます。有効に利用していきます」とお礼の言葉を述べました。 懇談の中で、「研究は順調に進んでいます」という盛さんに、谷本理事長は「文化や考え方の違いを理解していただき、安全で安心して生活していける世界を創っていってください」と励ましました。 4月16日には、京阪枚方市駅前のショッピングモール「ビオルネ」を運営する枚方パートナーシップスの岡部宏明社長が、マスク2万枚を寄贈、谷本榮子理事長に目録を手渡しました。 岡部社長は「早く元気な街になってほしいとの願いを込めて贈ります」と贈呈。本学との関係について触れ「ビオルネは今年で30周年を迎えます。外大生の皆さんには、ハロウィンなどの行事で協力してもらったり、たくさんアルバイトにも来ていただいています。これをきっかけにさらにつながりを持っていきたいと思います」と話しました。 谷本理事長は謝意を述べたうえで「1万2000人の学生が地元の皆さんのお世話になっています。また700人の留学生に来てもらっています。いろいろな形で街づくりに参加できればと思います」と応えました。入学式は代表6人で新入生が誓詞/HPで公開感染防止にとマスクを寄贈留学生・盛さん/ビオルネ・岡部社長