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概要

外大通信デジタルブック

13 | THE GAIDAI No. 301 Spring, 2020悩んだときはキャリアセンターへ吉原健二部長頑張ろう! 外大生コロナウイルスに負けるな 思いもよらない新型コロナウイルスの感染拡大で就職活動に大きな影響が出ています。世界的な景気減速を受け、新規採用計画を見直す企業が出てくるのではないかと不安が広がっています。学部4年生、短大2年生の皆さんに向けて、キャリアセンターの吉原健二部長からのメッセージをお届けします。 今年はオリンピックが開催されるまでに、採用活動を終えたいとする企業が多いと見られていました。ところが、新型コロナウイルスの影響で企業の採用活動が大きく変化しています。もちろん、大手企業を中心に早々と内々定を受けた学生もいれば、1次、2次を通過したのに、その次のステップに進むことを中断された学生も少なくありません。リクナビ、マイナビといった大手就職情報会社の説明会も5月いっぱいの開催は中止となり、不安な思いを抱え、戸惑っている方も多いのではないでしょうか。 昨年度までのように6月に内々定のピークを迎えるというような状況とは異なり、今年の採用活動は長期化するものと考えられます。また、採用方法も大きく変化し、ウェブによる説明会や面接を取り入れる動きが広がっています。 突然の事態で、皆さんは何故自分たちだけが「運が悪い」のかと嘆かれているかもしれません。しかしながら、現実は現実としてしっかり受け止めて、決してあきらめずに、粘り強く取り組んでください。 世界的に人の動きが止まってしまったため、関西外大生の就職先として人気がある航空、ホテル、旅行業界などは最も経営的に影響を受けています。ウイルスの収束が見込めず劇的な回復も期待できないことから、採用計画を見直されて採用数が大幅に減る可能性があります。 そのような状況で就職活動を続けていくうえでは、もちろん今まで志向してきた職業への思いは大事にしてほしいのですが、同時に視野を広げて仕事を考えてみることも必要ではないかと思います。皆さんが関西外大で4年間ないし2年間学び、自ら高めた能力を活かして実践できる職業は、世の中にはたくさんあります。 大学生の一般的な傾向として、消費者に密着した「B to C」企業の人気は高く、皆さんも目を向けがちです。一方、企業間取引を主体とする「B to B」企業にはあまり関心を示さない傾向にあります。しかし、実はこれらの中には、有名ではないものの、国内はもとより海外に積極的に進出している企業が多くあります。こうした企業では、関西外大生が得意とする語学力やホスピタリティを生かせることができると考えます。 もし、就職活動が思うように進まない時には、自己分析や業界・企業研究を、これまでの志望業界や職種に固執せずに、是非見直してみましょう。皆さんが培った能力を振り返り、自分自身の適性を再発見できれば、ピンチをチャンスに変えることもできます。 関西外大を卒業した先輩たちは国内外の様々な業界で活躍しています。日本経済は内需のみでは決して成り立たず、グローバル化の動きは後戻りしません。外大生としての誇りと自信を持って就職活動を続けてください。 4月24日に4年生、短大2年生向けにオンラインによる「就職活動応援セミナー」を実施しました。今後も、新型コロナウイルスの収束状況を見ながら、関西外大生を積極採用する企業にご協力いただく学内説明会や選考会を開催したいと考えています。また、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)をはじめキャリアセンター・スタッフ一同が皆さんの相談に対応しますので、悩んだ時はキャリアセンターに相談してください。 キャリアセンターは、最後まであきらめない人に寄り添い続けます。あきらめずに粘り強く広い視野で企業を見ようキャリアセンターは最後まで応援します連絡先中宮キャンパスキャリアセンター ?072・805・2851(ダイヤルイン)キャリアセンターから 学部4年、短大2年生へ