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概要

外大通信デジタルブック

現在は営業職として奮闘中1OMOTENASHIグランプリで3位2笑顔があふれる仕事3学生プロジェクトで得たビジネスのいろは4オーストラリアでの経験が今に生かされて19 | THE GAIDAI No. 301 Spring, 2020で、高得点を獲得し、「プラスアルファで知性を感じさせる唯一無二の存在」と講評された。 昨年1月に、パーティーや学会、展示会などを受注するマーケティング&セールス部門の営業職に抜擢された。同部門は様々な経験を持つベテラン社員ばかりの環境。初めて経験するBtoB部門。「言葉使いや身だしなみは当然ですが、とにかく『当たり前のことを当たり前にやる!』という気持ちで日々取り組んでいます」と、仕事にまい進している。 大学3年次に参加した合同企業セミナーで、同社の企業担当者が自社の理念や自社の商品(サービス等)を心から愛していることに感銘を受けたという。「まさに私が理想としている環境」と思ったそうだ。むろん他社と比較検討もしたが、「やはり、ここで働きたい」という思いは変わらなかった。入社して4年目。相手の立場に立って行動する「I am one of the customers」は、どの仕事であろうと変わることはないと話す。 関西外大に進学したのは、「国際色豊かで多彩なプログラムが魅力だったから」と話す。学生時代は、外国語学部スペイン語学科で勉強に励む傍ら、「スターバックス」でのアルバイト、関西外大の学生プロジェクトの一員としてオープンキャンパスの運営などにも携わった。「ビジネスメール1つを取っても勉強になり、社会人としての心構えができました」と振り返る。 大学で学んだ英語やスペイン語は、外国人観光客も多い「フォーチュンガーデン京都」で大いに生かされている。レストランを利用するスペイン語圏の客のハネムーンで来た旨のやり取りを聞き、急遽サプライズのサービスを提供した。「とても喜んでくださって、スペイン語を勉強していてよかった」と佐藤さん。サービスへの機転は本人の才覚だが、語学力というツールがあったからこそだ。 2年次にはオーストラリアの幼稚園で3週間ボランティアに従事し「相手の立場に立って」をモットーに大学時代の経験を糧に学生生活を全力で楽しんでた。それまでは、どちらかというとネガティブな性格だったという佐藤さんは、「人生なんとかなる。今日も仕事をがんばった。私はえらい!」というオーストラリア人のおおらかな気質に触れたことで、毎日を楽しく生きる術を身に付けたという。大学時代のあらゆる経験が、今に生かされている。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、自宅待機を余儀なくされた。英語やロジカルシンキングなどの勉強をはじめ、読書や映画鑑賞など「今だからできること」に精力的に取り組んでいる。「自己投資の時間と捉えています。現場に復帰したとき、成長した自分でないといけませんから」と前向きだ。 最後に、「大学時代にしかできないことを全力で楽しんでください。『努力は夢中に勝てない』という言葉があります。そんなすばらしいものが見つかる学生生活になるように、心から応援しています」と学生にエールを送った。124 3