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THE GAIDAI No. 302 Summer, 2020 ｜ 14外大人卒業生の今第一線で活躍する卒業生にインタビューVol. 14「すごく怖い先輩」だった　身長１４８センチの温和な表情からは想像できないが、マネジャーだった在学中は「すごく怖い先輩」だった。後輩のマネジャーには遠慮なく何でもズバズバ話し、選手にはきつい言葉を浴びせた。　「一方的なコミュニケーションで随分迷惑かけました。信頼関係つくれずに辞めてしまう子もいましたから」と苦笑する。後輩を頼り、選手を信じるように努め、ようやく信頼関係が築けるようになった。その裏にはつらい経験があった。　関西外大に入学し、マネジャーとして入部した2009年のアメフト部「LYNX」は、〝氷河期?の真っただ中だった。07年に廃部となり、非公認サークルとして前年にようやく活動を再開していた。　夏には体育会公認団体に復帰、秋のリーグ戦を目指したが、選手不足で公式戦に出場できないことがわかった。ひたすら復活に向けて頑張ってきた4年生の選手は泣き崩れ、ぼうぜんと立ちすくむ先輩マネジャーを目の当たりにした。　「たとえ嫌われ役になってもいいから、この人たちのために頑張りたい」　「LYNX」は昨年末、4部への降格が決まった。アメフト部創部50アメリカンフットボール部「ＬＹＮＸ（リンクス）」監督澤木　由衣さんさわき・ゆい／１９９０年12月28日生まれ。静岡県浜松市出身。在学時にマネジャーとして入部、２年生から３年間は主務を務めた。卒業後もアメフトと関わりを持ち続け、昨年まで５年間、関西学生アメリカンフットボール連盟の評議員を務めた。現在、人材紹介会社で仕事をする傍ら、Ｘリーグの社会人チーム「トライアクシスＪ―ＳＴＡＲＳ」のマネジャーを続けている。２月１日付で「ＬＹＮＸ」監督に就任した。外国語学部英米語学科 ２０１３年卒業｜　外大人　｜国内初アメフト女性監督「成功体験させてあげたい」