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概要

外大通信デジタルブック

7 | THE GAIDAI No. 302 Summer, 2020ことで前向きな気持ちになれました。お互いの近況報告や何気ない会話が楽しくて、会える日が待ち遠しくなりました。 簡単に会えないことがもどかしかったです。しかし、声を聞くだけでうれしくなったり、元気になれたり、パワーをもらうことができます。大切な人たちの存在に改めて気づくことができました。 緊急事態宣言の中、私がアルバイトしていたお店は日用品を扱うため、休むことができませんでした。自分がいつ感染するかわからない状況で働くのはやはり不安でした。 しかし、医療従事者や宅配員など、人々の生活を支えるために働いている方々の存在に励まされ、頑張ることができました。またバイト先の店長から、「健康的な習慣が免疫をつくる」とアドバイスを受けました。早寝早起き、ヨガやストレッチ、野菜や果物をよく食べるように心掛けました。今まで以上に自分の健康管理に注意を払うようになりました。 巣ごもり生活は初めての経験でした。最初のうちは外に出られないストレスがありました。私はよく近くのカフェで就活対策を練ったりしていました。集中できる環境が変わったことにもストレスを感じていました。 そこで、時間を有意義に過ごしたいと思い、就活セミナーで教わった「記事を読み感想を書く」ことを始めました。元々本を読むのが苦手だったので、初めのうちは、読むのも書くのも大変でした。 しかし、国際社会で起こっているさまざまな問題や政治・経済など多くの記事に触れるうちに、今まで知らなかった分野の知識を得ることができ、新しい考え方を持てるようになりました。以前より広い視野で物事をとらえられるようになったと感じています。また、見たかった韓国ドラマや映画を鑑賞したり、本を読む時間ができてとても幸せでした。 5月下旬からオンライン授業が始まりました。今までとは異なる授業スタイルですが、また学べる喜びを感じています。ただ、本来なら友人たちと一緒に過ごせたはずの学校生活がなくなってしまい、本当に残念です。 普通に会って、話して、笑い合って、授業を受けて。コロナ禍以前の学校生活の思い出がよみがえり、懐かしくとても恋しいです。これまでの生活がいかに幸せで、ありがたいことだったのかを改めて感じています。離れていても感じた 大切なぬくもり地元・沖縄の海でのひとコマ。鮮やかな夕日を楽しみました(写真上)大学正門近くで友人と昼食のひとときをすごしました(同中)今となっては懐かしくなってしまった授業風景です(同下)いつかまたこんな日が不安乗り越えてバイト苦手に挑戦し、視野広げ会って、話して、笑い合い