ブックタイトル外大通信デジタルブック

概要

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THE GAIDAI No. 303 Autumn, 2020 ｜ 4大学発展の軌跡たどる1945～1953創設者・谷本昇 米軍も認めた実力谷本昇が米軍に提出した報告書の一部。「NOBORU，TANIMOTO」などの署名が書かれています1951年度の卒業生名簿。45人の氏名が記されています関西外国語学校の1951年度の卒業式関西外国語学校の校舎。お世辞にも豪華とは言えませんでした英語が〝使える?日本人　太平洋戦争中、敵国語として英語教育が否定された影響で、実用的な英語を使い、教えることができる日本人は払底していました。そんな中で、米国人と対等にコミュニケーションがとれる谷本昇は極めて稀有な存在でした。　米国はトルーマン大統領の指示で、日本国民の意識や生活を調べようと、終戦直後の日本に大規模な調査団を派遣しました。約3500人の日本人にイ英語実学の原点　関西外国語大学・短期大学部の歴史をたどれば、1945（昭和20）年に誕生した「谷本英学院」▽２年後の1947（同22）年に創設の「関西外国語学校」▽1953（同28）年に開学した「関西外国語短期大学」にたどり着きます。まだ戦災の跡が生々しく残る大阪で、誰よりも早く「実学に基づく英語教育」を実践した創設者の谷本昇の軌跡を追ってみます。ンタビューするにあたり、問題になったのはインタビュアーの確保でした。日系人兵士だけでは足創立75周年