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概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI No. 303 Autumn, 2020 | 8大学発展の軌跡たどる1983 SUMMER上海外国語学院と協定書 上海外国語学院を訪れ、胡孟浩学長(中央)と懇談する谷本貞人学長。右端は田中喜一・大阪音楽大学長(1983年8月)上海外国語学院との協定書上海外国語学院での語学研修用冊子 1972年の国交正常化を経て、日中平和友好条約に調印してから5年後という段階で、中国の大学と協定を締結できたのは、本学が取り組んできた日中間の教育交流の実績があったからです。 日中友好機運の盛り上がりを受け、1979年、関西の大学の学長らが双方の教育交流を図る目的で日中教育交流懇話会(会長=森川晃卿・大阪市立大学長)を結成しました。副会長に伊地智善継・大阪外国語大学長とともに谷本貞人学長が就き、1981年から事務局が本学に置かれました。野村教授が事務局担当、宮下幸久・図書館学術情報センター係長が事務局員を務め、中国からの教育視察団の受け入れで中心的役割を担いました。 日中教育交流懇話会からも継続的に訪中団を送り、1983年8月には谷本学長が団長となり、第7次訪中団を派遣。当時の山本甫助教授(国際交流課長)、野村講師、宮下・懇話会事務局員の3人も同行しました。 このとき、谷本学長は上海外国語学院を訪問し、胡孟浩学長らと懇談。このなかで、同じ外国語大学として双方の学術交流を進めることで一致し、手始めに本中国交流の原点 主に欧米諸国を対象に国際交流を進めてきた本学がアジアの大学と協定を結び、研修生を派遣したのは1983?84年でした。相手は中国の上海外国語学院(現・上海外国語大学)。第1陣となる短期語学研修の参加学生を率いた外国語学部の野村亨教授(国際文化研究所長、当時は外国語学部講師)に当時の資料や写真を提供していただきました。創立75周年 日中教育 交流懇話会が成果