海外生活体験記(5)チキンライス--藤田由美子

2010/8/2

 

 

日本人が「チキンライス」と聞いた時、大抵、「ケチャップで色付けされたご飯が卵で包まれているもの」を想像するのではないでしょうか。

東南アジアでチキンライスと言えば、チキンブイヨンで炊いたご飯の上に蒸し鶏が載っているものを指します。蒸し鶏は、胸肉かもも肉を選べるほどの思い入れようです。また、そこに添えられているソース:チリ、ダーク醤油、ジンジャーソースがたまりませんっ!

東南アジアでは、何にでもチリソースをかけるので、何でもチリの味がするように思います。日本食の「おしょうゆ」、と云ったところでしょうか。

ダーク醤油Dark Soy sauce、って聞いたことありますか?濃口醤油ではありません。ちょっとトロっとして甘いソース。どこのスーパーに行っても、醤油の等級に加えて、light とdark別 のSoy sauceが売っているほど、普通の調味料なのです。なぜ、日本にはまだ馴染みがないのでしょう。絶対受入れられるはずなのに・・。

そしてジンジャーソース。すりおろしたショウガに鶏油やライム、ごま油etc…. 他に何が!! 

レストランではお店ごとにhomemadeされていて、本当に秘密のレシピなのです。また、このジンジャーソースは、蒸し鶏の上だけでなく、ご飯にもよく合います!う~ん♡ 

これら3つのソースは、まるでとんかつのとんかつソースが白いゴハンにかかっているような感じなのです。

チキンライスは、元々 中国の海南島が始まり、なんて言われていて、お店の看板にはHainanese Chicken Rice、または海南鶏飯(ハイナンジィファン)と出ています。

東南アジアを訪れた際には、これは絶対に外せないポイントですっ!