タイからの学位留学生受け入れで、本学と三翠社が奨学金協定結ぶ(2月3日)

2011/2/4

 

 

本学と中堅塗装メーカーの三翠社(本社・大阪府堺市)は、タイからの留学生を対象にした奨学金制度を設けることに合意し、2月3日、本学中宮キャンパスで谷本榮子理事長と同社の嘉祥寺豊代表取締役が協定書に調印した。協定の期間は2月1日から10年間。

協定によると、本学が推進している「ASEAN+3」大学コンソーシアムの枠組みでタイから本学の3年次に編入学する学位留学生が対象で、1人あたり年間60万円の奨学金を卒業までの2年間、三翠社が負担する。奨学生はコンソーシアムに参加しているバンコク大学の学生の中から同社が選考し、本学に推薦する。年1人を予定している。

三翠社はタイで新工場を稼働させることになっており、人材確保が課題。そのため、英語での授業に加え日本語も学べる本学のコンソーシアム事業に関心を示し、奨学金制度の設置が決まった。

調印式で谷本榮子理事長は「コンソーシアムは若いアジアの人たちを元気づけるのが狙いで設立しました。今回、奨学金制度ができ、三翠社さんの協力によってタイから優秀な学生を送ってもらえることになると大きな期待を寄せています」とあいさつした。嘉祥寺代表取締役は、理事長の要請を受け、本学学生をインターン生としてタイ工場などで受け入れられるか検討したいとし、「今後、関西外大とより緊密な関係を築いていきたい」と述べた。

三翠社ホームページ: http://www.sansuisha.com/