関西外国語大学

理念と歴史

ごあいさつ

谷本 榮子/ TANIMOTO Eiko
学校法人 関西外国語大学 理事長・総長
経歴
1986年
アメリカ合衆国 モーニングサイド大学 L.H.D.(Doctor of Humane Letters)
1992年
アメリカ合衆国 パシフィック大学 L.H.D.
2000年
文部大臣表彰
2001年
ドミニカ共和国 サンティアゴ工科大学 Doctorado Honoris Causa
2004年
大阪府知事表彰
2006年
コロンビア共和国 CESA(経営大学)栄誉勲位
2007年
アルゼンチン共和国 ブラスパスカル大学 Doctorado Honoris Causa、中国・北京語言大学 名誉教授
2008年
関西外国語大学 理事長
2009年
藍綬褒章

2014年
孔子学院(中国政府) 先進個人章・孔子学院銀盾奨章
2017年
旭日中綬章
2021年
関西外国語大学 総長
谷本 榮子

関西外国語大学は2025年、創立80年を迎えました。その礎となった谷本英学院が大阪市内で産声をあげたのは1945年11月、太平洋戦争の終結からわずか3カ月後のことでした。創設者は、日本の復興と国際社会への復帰の思いを外国語教育に託したのです。

その後、関西外国語短期大学を経て、1966年に関西外国語大学を開学しました。1974年には国際文化研究所を基礎に大学院を開設、その5年後、外国語大学としては初の博士後期課程を設置しました。そして、大学院、大学4学部、短期大学部に学生約1万2,000人を擁する学びの場に成長しました。

他大学に先駆けて、1960年代から国際交流に取り組んでまいりました。現在、55カ国・地域の415大学と単位互換協定を締結しています。学生のニーズに合わせた多彩な留学プログラムを通して、年間1,000人を超える本学学生を海外に派遣する一方、世界各地から約1,000人の留学生を受け入れています。いずれも国内有数の規模であると自負しております。

私はかねがね、教育とは「共に育つ」こと、つまり「共育」であると申し上げております。中国の古典『礼記』に「教学相長ず」という言葉があります。互いに教え合い、学び合って共に成長する「共育」の輪を確実なものにしたいと考えています。

学部改編においては、2023年春に、オールイングリッシュで学位の授与ができる国際共生学部と、英語とデジタル技術を学ぶ外国語学部英語・デジタルコミュニケーション学科を、2024年には、外国語学部に国際日本学科、短期大学部に未来キャリア英語学科を開設しました。さらに2025年春、アジアを起点として世界の持続的発展に貢献できる人材を育成する英語国際学部アジア共創学科を設け、社会のニーズを先取りしたカリキュラムで大学教育の充実を図っています。

今後は、IT分野に特化した留学プログラムや、米国公認会計士のライセンス取得につながるパスウェイプログラムなど、学生の皆さんが、語学を学ぶことで広がる更なる可能性に大いにチャレンジできるよう、さまざまな施策を展開していきます。

次世代を担う人材の育成に向けて、私たちはこれからも、教職員が一丸となって知恵を出し合い、とどまることなく前を見据える「不留」の精神を忘れず大学改革に取り組んでまいります。

菊池 清明/KIKUCHI Kiyoaki
関西外国語大学 学長
学校法人 関西外国語大学 理事
経歴
1982年
関西外国語大学大学院 外国語学研究科英語学専攻博士課程後期 単位取得退学
愛媛大学 教養部専任講師
1996年
日本中世英語英文学会 評議員
立教大学文学部大学院 文学研究科兼任
1999年
早稲田大学文学部大学院 文学研究科兼任
2003年
オックスフォード大学 英文科 招聘研究員並びに
オックスフォード大学 ユニバーシティ・コレッジ 上級客員研究員
2005年
東京都立大学・首都大学東京 教授
2006年
立教大学 文学部英米文学専修 教授
2008年
日本英文学会 評議員
2012年
オックスフォード大学 キャンピオンホール 客員研究員
ハワイ大学 東アジア言語・文学科 客員研究員
2013年
博士(言語文化学)大阪大学
2018年
関西外国語大学 外国語学部 教授
2024年
関西外国語大学大学院 外国語学研究科長
2025年
関西外国語大学 学長
菊池 清明
現代社会と外国語学習

わたしたちの社会は、コロナ禍を契機として、かってないスピードで変化をとげています。またその変化の様相は複雑化しました。悲惨な戦争には歯止めがかからず、政治抗争や多岐にわたる競争社会は分断と格差の振幅を大きくしています。

一方で、生成AIに見られるような技術革新が加速度的に進み、これまで人類が培ってきた価値観や未来予測の方法論が通用しない時代となりました。こうした激変する社会で生存していかねばならない皆さんに求められるものは何か。

急激な変化にも対応できる柔軟の思考と、狭隘な価値観から飛び出して世界を俯瞰する視点を持つことです。こうしてはじめて自らの道を切り拓く力が得られるのです。

外国語を学ぶことは、単に意思の疎通や、業務遂行の手段だけに留まるものではありません。言語は文化そのものであり、新しい言語を学ぶことは、その背景にある歴史や価値観を理解することなのです。

本学の使命は、皆さんが広い視野を持ち、深い教養と失敗を恐れない実践力を兼ね備え、世界において活躍できる人才に育てあげることです。教職員一同はこのことを最優先の責務と考えております。

世界とつながる教育の推進:外国語学習・多分野融合の学び

この建学の精神と教育理念に基づいて、国際社会で進むグローバル化に対応し、機に応じて時代を先取りする教育体制を推し進めてきました。現在、大学院、4学部8学科1コース、および短期大学部を擁し、約12000人の学生が学ぶ、日本屈指の外国語大学という社会的評価を受けております。

本学が交換留学制度を開始してから50年以上が経ちます。交換留学のパイオニアとして暗中模索しながら、半世紀余にわたり構築してきた独自の留学ネットワークは、他大学にはない強みとなっています。年間1,000人を超える本学の学生が諸外国に留学し、また現在55カ国の413大学の協定校から1,000人近い留学生を受け入れています。本学は、日本における国際交流の一大拠点としての役割を果たしているのです。

また、本学の多様な留学プログラムでは、外国語学習のみならず、例えば国際経済、グローバル金融行政、国際法、リスクマネジメント、外交史、日本語教育、あるいは日本文化、環境問題であれ、何らかの「専門分野」も学ぶことを重視しています。現地の学生と共に授業を受け、専門知識を深めることを目的としているからです。

これが本学の掲げる「外国語学習・多分野融合の学び」という指針の実践なのです。

「関西外大」は、必要に応じて諸外国からの招聘教員が講義を担当する国際的な教育環境と、学問分野の垣根を取りはらった学際的なカリキュラムを提供して、新しい時代と世界に羽ばたく人材を育成しています。

未来を見据えた学びの場

激動する現代において、大学の役割はどうあるべきか。大学は、学生一人ひとりが人生を設計し、自らの目標を実現するための学びの場でなければなりません。

みなさんが本学で学ぶ4年間で、実学がもたらす全方向を見渡せる視点、そして自らの夢や目標に向かって力強く歩んでいく能力を身に付けてもらいます。

このことこそが本学教職員が一丸となって取り組む使命であるという思いをあらたにしています。

谷本 和子/ TANIMOTO Kazuko
関西外国語大学 短期大学部 学長
学校法人関西外国語大学 理事
経歴
1994年
ワシントン州立大学大学院 人類学研究科修士課程修了、M.A. in Anthropology
2004年
お茶の水女子大学大学院 人間文化研究科博士課程後期 単位取得退学
2009年
関西外国語大学 国際言語学部 教授
2011年
関西外国語大学短期大学部 副学長・教授
2012年
枚方市市政功労者表彰
2020年
文部科学省中央教育審議会大学分科会 質保証システム部会 臨時委員
2021年
関西外国語大学短期大学部 学長
2022年
文部科学省 国立大学法人評価委員会(国立大学法人分科会)専門委員
2024年
文部科学省 国立大学法人評価委員会委員
アメリカ合衆国 モーニングサイド大学 L.H.D.(Doctor of Humane Letters)
谷本 和子
「自らの目標を定め、夢に向かってチャレンジしよう。」

短期大学部は、皆さんの可能性を大きく広げる学びの場です。私たちは、短期大学部を高等教育の「ファーストステージ」と位置付けています。2年間の教育課程において、実用的な英語力と幅広い教養の修得、そして人間力の向上をめざし、進学や就職という「セカンドステージ」へ羽ばたく人材を育てます。

1953年の開学以来、本学では実学を重視し、国際社会に貢献する人材の育成に力を注いできました。本学は短期大学としては全国でもトップクラスのスケールを誇り、就職や大学編入学など進路に合わせて、自由に幅広く履修科目を選択することができます。近年は、編入学希望者が過半数となり、教養教育の充実と学修支援の整備により、毎年300人近い学生が併設大学や国公私立大学への編入学を実現しています。

開学以来のアットホームな学びの環境が、「学生ファースト」という考え方のもと、教職協働のチームワークによって大切に継承されています。例えば、多様化する学生のニーズに応えるために、本学ではクラス担任が2年間を通して学生のアドバイザーとなり、キャリアセンター職員と力を合わせて、きめ細かい進路支援体制をとっています。

また、クラス担任が導入教育である「K.G.C.ベーシックス」の授業を担当し、卒業後のキャリア形成に必要な知識、人間力の養成に取り組んでいます。学生生活で不安なこと、困難に感じることがあれば、皆さんのクラス担任が道標(みちしるべ)となり、適切な方向に導いてくださることでしょう。

明るく活力に満ちたキャンパスでは、一人ひとりがめざす未来に合わせた実践的な教育プログラムを展開しています。さまざまな価値観を持つ多様な学生が集まる短期大学として、「語学+α」の学修を通して、予測不可能な時代を生き抜いていける人材を育てていきたいと思います。

建学の理念

世紀を越えて、誇り高く掲げる「実学」

関西外大の歴史は、太平洋戦争が終わった昭和20年、大阪市東住吉区に創立された谷本英学院にさかのぼります。

敗戦に打ちひしがれた廃虚の中で、二度とあのような戦争を繰り返してはならないとの強い決意を、外国語教育に託して、第一歩を踏み出しました。

建学の理念には「国際社会に貢献する豊かな教養を備えた人材の育成」と「公正な世界観に基づき、時代と社会の要請に応えていく実学」の灯が高々と、誇りをこめて掲げられました。本学は、このような建学の理念によって、時代を超えるエネルギーを与えられ、生き生きとした発展を続け、品格のある学風を築き上げてきました。

国公立大学とは違って、私立大学では、建学の理念が、どこまで具現され、発揮されているかが、その大学の存在を決めるよりどころとなっています。

建学の理念こそが、過去と現在と未来を貫く行動原理です。絶えず時代の動きを見据えながら、どこまでも生かされていかなければならないのは、
創立者の理念であり、心でなければなりません。

創設者

谷本 多加子
谷本 多加子(1906-1980)
1968年
藍綬褒章
1975年
ウィッテンバーグ大学 (米国オハイオ州) LH.D.
(Doctor of Humane Letters)
1978年
勲三等宝冠章
1980年
正五位を追賜
谷本 昇
谷本 昇(1896-1970)

歴史

1945年 (昭和20年) 11月 谷本昇・多加子夫妻が私財で大阪市東住吉区に谷本英学院を創立。11月11日を創立記念日とする
1947年 (昭和22年) 4月 関西外国語学校を開設
1953年 (昭和28年) 4月 関西外国語短期大学を大阪市住吉区万代西に開設、米英語科を置く
1960年 (昭和35年) 4月 関西外国語短期大学に第2部を設置
1966年 (昭和41年) 4月 関西外国語大学を枚方市小倉(現:北片鉾町)に開設、外国語学部に英米語学科、スペイン語学科を置く
同時に短期大学(第1部)も置き、枚方、万代両キャンパスとなる。大学本部を万代から移転
1968年 (昭和43年) 8月 アメリカ アーカンソー大学の教授、学生19人を招き、国際交流の道を開く
11月 谷本多加子理事長が藍綬褒章を受章
1972年 (昭和47年) 4月 国際文化研究所 (Intercultural Research Institute)を設立
6月 アジア研究プログラムを開講、アメリカ ウィスコンシン大学教授団20余人が受講。以後、各国の大学から留学生を受け入れる
単位互換に基づくアメリカの大学との交換留学制度が発足
1973年 (昭和48年) 4月 大学院外国語学研究科英語学専攻修士課程(博士前期課程)を開設
1975年 (昭和50年) 11月 創立30周年式典を開催
1976年 (昭和51年) 4月 大学院外国語学研究科に言語文化専攻修士課程を増設。アジア研究プログラムを留学生別科 (Asian Studies Program)とする
1977年 (昭和52年) 4月 関西外大ハワイ校を開設
1978年 (昭和53年) 5月 谷本多加子理事長が勲三等宝冠章を受章
1979年 (昭和54年) 4月 大学院に国内の外国語大学では最初の博士後期課程を設置
1980年 (昭和55年) 4月 関西外大ハワイカレッジ開校
9月 谷本多加子が死去、谷本貞人が学校法人関西外国語学園理事長・学長に就任
1982年 (昭和57年) 9月 谷本国際交流記念館が完成
1984年 (昭和59年) 3月 枚方市に穂谷キャンパス完成。万代キャンパスを移転。万代キャンパス、31年の歴史に幕を閉じる
4月 穂谷キャンパス開く
谷本貞人理事長が藍綬褒章を受章
1985年 (昭和60年) 11月 創立40周年記念式典開催
1986年 (昭和61年) 1月 関西外大ニューイアラ整備計画が発足
1987年 (昭和62年) 9月 米国学位留学生(2年間)3人を派遣
1988年 (昭和63年) 3月 枚方キャンパス新教室棟、図書館増築が完工
1990年 (平成 2年) 10月 海外単位互換協定大学が100大学に
1991年 (平成 3年) 6月 枚方キャンパスの名称を「片鉾キャンパス」に変更
12月 穂谷総合グラウンドが完成
1992年 (平成 4年) 2月 片鉾キャンパス本館棟が完成
4月 短期大学の名称を「関西外国語大学短期大学部」に変更。学科名を英米語学科(片鉾キャンパス)、米英語学科(穂谷キャンパス)に
1994年 (平成 6年) 3月 片鉾キャンパス新図書館棟が完成
4月 人権教育思想研究所を設置
1995年 (平成 7年) 3月 片鉾キャンパス総合体育館が完成
1996年 (平成 8年) 3月 穂谷キャンパスに国際言語学部棟、図書館棟完成。片鉾キャンパスに第2国際交流セミナーハウス完成
4月 穂谷キャンパスに、国際言語学部国際言語コミュニケーション学科開設
5月 創立50周年、国際言語学部開設の記念式典に海外単位互換協定大学を代表してアメリカ、オーストラリアなど 8カ国から21大学の学長ら31人が出席
1999年 (平成11年) 3月 海外単位互換協定大学が200大学に
4月 片鉾キャンパス短期大学部に「昼夜開講制」を導入
10月 スペインのノーベル賞作家、カミロ・ホセ・セラ氏が来学、本学初の名誉博士号を授与
2000年 (平成12年) 4月 短期大学部米英語学科(穂谷キャンパス)を国際コミュニケーション学科に変更
2001年 (平成13年) 12月 中宮キャンパスが完成
2002年 (平成14年) 3月 総合体育館、グラウンドなどを残し、片鉾キャンパスを中宮キャンパスに移転
4月 中宮キャンパス開く
11月 中宮キャンパス開学記念式典が、海外単位互換協定大学関係者ら国内外の1200人が出席して開かれる
ドミニカ共和国のラファエル・イポリト・メヒーア・ドミンゲス大統領に名誉博士号を授与
2003年 (平成15年) 9月 教職英語教育センターを設置
文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」に本学の「授業方法等の複合的改善による英語教育実践」が採択される
2004年 (平成16年) 4月 小学校の「英語教育活動」について、枚方・池田両市教委と連携する覚書、協定書に調印
11月 国内初の中国学位留学制度が発足、上海外国語大学との協定書に調印
寝屋川市と小・中学校教育支援、教員養成教育について協定
2005年 (平成17年) 1月 海外単位互換協定大学が50カ国・地域の大台へ。過去5年間で21カ国増える
4月
6月
大阪府教委、京都府教委との協定書に調印
11月 創立60周年記念で初のホームカミングデーを開催。卒業生ら1500人が参加
2006年 (平成18年) 3月 短期大学部英米語学科の夜間主コースが、46年の歴史に幕を閉じる
4月 大学院(博士前期課程)に高度専門職業人育成をめざす「特定履修コース」を新設
5月 谷本貞人理事長・学長が旭日中綬章を受章
7月 文部科学省の「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に本学のプロジェクト
「学生人材バンクによる地域国際化の推進」が「地域活性化への貢献」部門で選定された
11月 穂谷キャンパスに中国文化圏の国・地域との交流の拠点となる「中国交流センター」を設置
2007年 (平成19年) 2月 海外単位互換協定大学が50カ国・地域の300大学に
9月 国際言語学部に中国の北京語言大学と北方工業大学からの交換留学生5人と中国教員インターンシップ生1人を初めて受け入れ
2008年 (平成20年) 4月 穂谷キャンパスの短期大学部国際コミュニケーション学科の募集を停止し、短期大学部は中宮キャンパスに一元化
9月 文部科学省の「質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)」に本学の「『ASEAN+3』大学コンソーシアム構想」(大学)と「ファーストステージで学びの進化をカタチに」(短期大学部)の2件が選定された
12月 穂谷キャンパス隣接地に「穂谷国際交流セミナーハウス」が完成
2009年 (平成21年) 3月 「『ASEAN+3』大学コンソーシアム」に参加する本学、中国、韓国、タイ、ベトナムの5大学学長が、包括的協定に調印
7月 文部科学省の「学生支援推進プログラム」に短期大学部の「短大・企業・学生の三位一体による支援システムの構築」が採択された
10月 中・長期ビジョン「関西外大ルネサンス2009」を策定
11月 谷本榮子理事長が、労働行政への貢献により藍綬褒章を受章
12月 「関西外国語大学孔子学院」を穂谷キャンパスに開設
2010年 (平成22年) 2月 「諦めるな!文系大規模大学の官民学連携緊急就職支援プログラム」が
文部科学省の「大学教育・学生支援推進事業―就職支援推進プログラム―」に選定された
4月 中宮キャンパスに「イベロアメリカ研究センター」を設置
6月 4月25日に死去した故谷本貞人総長の大学葬が谷本記念講堂で執り行われ、学生や本学関係者をはじめ各界から計約2100人が参列
9月 国際言語学部の「8つのコンピテンシーを核とした就業力育成」が文部科学省の「大学生の就業力育成支援事業」に選定された
北京語言大学への留学生を国際言語学部に科目等履修生として受け入れる制度がスタート。ロシア、ポルトガル、トルコ出身の学生3人を穂谷キャンパスに迎え入れた
12月 創立65周年の記念モニュメントを、中宮キャンパスセントラルガーデンの中央に設置
2011年 (平成23年) 4月 中宮キャンパスに1期生123人を迎え、「英語キャリア学部英語キャリア学科」が開設。新学部開設は15年ぶり
2012年 (平成24年) 1月 初の関東地区同窓会を東京で開催。同窓生ら180人が参加
7月 中宮キャンパスに学びと交流の新拠点となるインターナショナル・コミュニケーション・センター(ICC)が完成。9月29日に竣工披露式典
9月 中宮キャンパス1号館に航空機の客席等を配置した「エアライン・ホテル演習室」を開設
2013年 (平成25年) 4月 1期生29人を迎え「英語キャリア学部英語キャリア学科小学校教員コース」を開設
穂谷キャンパスの名称を「学研都市キャンパス」に変更
9月 中宮キャンパスの新教室棟・7号館が完成。キャリアセンターのほか教室48室、研究室32室が入る
2014年 (平成26年) 4月 学研都市キャンパスの国際言語学部を改組転換した「英語国際学部」スタート。1期生770人が入学
大学院をリニューアル。研究者育成から高度専門職業人育成へ目標転換
外国語学部英米語学科に「早期留学直結プログラム」を新設
英語力強化をめざし、アメリカ ノーステキサス大学(UNT)から教員5人を特別招聘してUNT方式の授業が始まる
2015年 (平成27年) 5月 ハナミズキ植樹式を開催。日米友好の象徴としてアメリカから贈られたハナミズキのうち20本が本学に
6月 「海外留学生グローバルインターンシップ」を実施。企業10社と枚方市内を中心とした小中高校で海外からの留学生28人が就業体験
11月 創立70周年 感謝のつどいを開催。17カ国から27の協定大学関係者、文部科学省など官公庁の代表ら約1800人が出席
2016年 (平成28年) 4月 外国語学部開設50周年
2017年 (平成29年) 5月 谷本榮子理事長・短期大学部学長が旭日中綬章を受章
2018年 (平成30年) 4月 御殿山キャンパス・グローバルタウン開学
6月 御殿山キャンパス・グローバルタウン開学記念式典を開催。6カ国から19の協定大学関係者ら約700人が出席
2019年 (平成31年)(令和元年) 2月 陸上競技場が完成
9月 ダブル・ディグリー・プログラムがスタート。アメリカ マイアミ大学からの留学生が英語キャリア学科3年次に編入学
2023年 (令和5年) 4月 「国際共生学部国際共生学科」、「外国語学部英語・デジタルコミュニケーション学科」を開設
アジアセンター設置
10月 人工芝になった中宮キャンパス第1グランドと第2グランドを谷本グリーンフィールドと命名
2024年 (令和6年) 3月 海外単位互換協定大学が400大学に
4月 「外国語学部国際日本学科」、「短期大学部未来キャリア英語学科」を開設
2025年 (令和7年) 4月 「英語国際学部アジア共創学科」を開設。外国語学部国際日本学科・英語国際学部アジア共創学科に日本語教員養成課程を設置
外国語学部国際日本学科で2025年度より、中学校・高等学校教諭一種免許状(国語)が取得可能に
11月 創立80周年
2026年 (令和8年) 4月 英語国際学部英語国際学科を「国際関係学専攻」と「グローバル・コミュニケーション学専攻」の2専攻制に(予定)

学歌

学歌
  • 関西外国語大学 学歌

関西外大ルネサンス 2009

建学の理念と外大ビジョン・6つの柱

関西外国語大学の始まりは、昭和20年秋、つまり敗戦の年の11月、 大阪市東住吉区に呱々の声を上げた「谷本英学院」にさかのぼります。 創立者は、戦後日本の復興と国際社会への復帰を「外国語教育」に託しました。

その思いはやがて、国際人の育成と実学重視を謳う「建学の理念」に結実し、本学の過去、現在、未来をつなぐ行動原理となっています。そして、21世紀――。

わたしたちは建学の理念に加えて、「外大ビジョン・6つの柱」を策定し、新たな地平をめざします。

建学の理念

  • 国際社会に貢献する豊かな教養を備えた人材の育成
  • 公正な世界観に基づき、時代と社会の要請に応えていく実学

外大ビジョン・6つの柱

  • 国際通用力を保証する言語教育の実践拠点
  • 高度な専門職業人育成へのアプローチ
  • 国際人にふさわしい人間力の涵養と全人教育の推進
  • 「キャンパスは”ちきゅう”」〜 学びのフィールドを広げ、深める
  • 地域はパートナー 〜「グローカリズム」の実践
  • 大学力の強化と充実 〜 力強い未来のために

関西外大人行動憲章

  • 学の研鑽

    わたしたちは、専門の語学、言語はもとより、多様な学問分野において常に研鑽を積み、知識基盤社会の構築、発展に寄与します。

  • 国際人としての自覚

    わたしたちは、地球社会の一員であることを常に自覚し、異なる文化の尊重と共存、相互理解を推進します。

  • 国際貢献

    わたしたちは、国際社会の平和と安全、繁栄と共生に向け、地球規模の課題克服に取り組みます。

  • 人間力の涵養

    わたしたちは、個としての健全なる自我の確立とともに、社会的存在として全人的な資質の向上を図ります。

  • 地域参画

    わたしたちは、自らの知識や能力、ならびに大学の教育資源を生かし、拠って立つ地域の文化的、教育的発展に貢献します。

関西外大ルネサンス 2009
整備事業(施設)

期別 実施内容
第1期 ・穂谷第2国際交流セミナーハウス 建築
・着工 平成22年9月
・竣工 平成23年8月
(地上5階、RC造 | 5,458.17㎡)
第2期 ・インターナショナル・コミュニケーション・センター(ICC)建築
・着工 平成23年7月
・竣工 平成24年7月
(地上4階地下1階、SRC造 | 9,233.17㎡)
第3期 ・中宮キャンパス新教室棟 7号館 建築
・着工 平成24年7月
・竣工 平成25年8月
(地上4階地下1階、RC造 | 11,026.35㎡)
第4期 ・ICC隣接地駐車場・ブリッジ 建築
・着工 平成24年8月
・竣工 平成24年12月
(S造 | L : 54.4m W : 3.8m 他)
第5期 ・エアライン、ホテル演習室 整備
・着工 平成24年8月
・竣工 平成24年9月
(206.77㎡ 改造)
第6期 ・中宮 図書館学術情報センター3階 改造
・着工 平成25年1月
・竣工 平成25年3月
(638.2㎡ 他)
第7期 ・中宮 西門 拡張・整備
・着工 平成26年2月
・竣工 平成26年3月
(W : 16.60m 他)
第8期 ・中宮 バイク専用駐車場 太陽光発電システム 整備
・着工 平成27年2月
・竣工 平成27年3月
(レネソーラ製 48kW 太陽電池多結晶モジュール | 250W×192枚)
第9期 ・中宮ラーニングコモンズ整備
・着工 平成28年1月
・竣工 平成28年3月
(中宮図書館2階及び3階 学びのアクセス広場 | 延床面積:1,060㎡)
第10期 ・御殿山キャンパス・グローバルタウン新築
・着工 平成28年5月
・竣工 平成29年12月
(地上6階建他 RC、SRC、S造 | 延床面積:57,352㎡)
第11期 ・中宮陸上競技場新設
・着工 平成30年6月
・竣工 平成30年12月
(敷地面積:10,137㎡、333mウッドチップトラック ロングパイル フィールド、鉄棒等)
第12期 ・中宮西ブリッジ新設
・着工 平成30年8月
・竣工 平成31年1月
(S、RC造 | L:70.9m W:3.3m 他)
外大ルネサンス 2009

ルネサンスは、「再生」、つまり「新たな誕生」を意味するフランス語です。全ヨーロッパに波及したルネサンスは文学、美術に限らず、広く文化の諸領域において清新な機運を引き起こし、「人間中心の近代文化への転換の端緒」(広辞苑)ともなりました。

現代も変化の激しい時代です。これまでの価値観や行動基準が大きく揺らぎ、あらゆる分野で不透明感が増しています。大学の世界も同じです。既成の概念や枠組みにとらわれていては、「確かなあす」は見えてきません。大学全体に改革のメスを入れ、自らの手で、自らの未来を切り拓く事が求められます。

外大ルネサンス———。私たちは、かつての西欧のルネサンスに倣い、清新で闊達な機運に満ちた大学づくりをめざします。

ニューイアラ整備計画

ニューイアラ

「関西外大ニューイアラ整備計画」は、21世紀にふさわしい大学づくりをめざし、谷本貞人理事長・学長の提唱で昭和61年にスタートしました。教育、研究、施設の充実を3本柱に掲げており、中宮での新キャンパス建設は第11期事業。中宮キャンパスの開学で、施設面での「ニューイアラ整備計画」は一段落したかたちとなりました。

教育と研究でこれまでに推進してきたのは国際言語学部の開設をトップとして、入試制度の抜本改革、大学院、大学、短期大学部のカリキュラムの多様化、国際化、Web学習支援システムやe・ラーニングなどの新しい授業システムの導入、外国人招聘教員を含めた教授陣の充実、留学ネットワークの拡大、教職英語教育センターの設置など、時代、社会のニーズを先取りしつつ、そのつど改革を推進してきました。

施設面では中宮キャンパスの開学をはじめ、穂谷キャンパス・国際言語学部教室棟、本部棟、図書館棟の完成など。最近では平成17年8月、旧片鉾キャンパス駐輪場跡地に第11期関連工事として「第4国際交流セミナーハウス」(3階建て)が完成しました。

第1期工事 1988年3月
(昭和63年)
片鉾学舎新教室棟、図書館書庫棟が完成。
第2期工事 1990年3月
(平成2年)
片鉾学舎新講堂棟および1号館東館・2号館の全面改修工事が完成。
第3期工事 1989年8月
(平成元年)
谷本国際文化センターを改装。
第4期工事 1991年12月
(平成3年)
穂谷総合グラウンドが完成。
第5期工事 1992年2月
(平成4年)
本館棟が完成。
第6期工事 1994年2月
(平成6年)
新図書館棟完成。
第7期工事 1993年3月
(平成5年)
片鉾・穂谷学舎の校地を整備。
第8期工事 1995年3月
(平成7年)
総合体育館が完成。
第9期工事 1995年3月
(平成7年)
穂谷学舎国際言語学部教室棟、穂谷第2セミナーハウス完成。
1996年3月
(平成8年)
国際言語学部本部棟、図書館棟が完成。4月、一期生入学。
第10期工事 1997年8月
(平成9年)
片鉾学舎に国際交流セミナーハウス完成。
第11期工事 2000年5月
(平成12年)
片鉾学舎を南側の企業跡地に全面新築・移転、中宮学舎とする。工事に着手。
2001年12月
(平成13年)
中宮学舎が竣工。
2002年4月
(平成14年)
総合体育館、グラウンドなどを残し、片鉾学舎を中宮学舎に移転。
4月、中宮学舎開く
2004年10月
(平成16年)
中宮キャンパスの谷本文化センター増築工事竣工。
2005年8月
(平成17年)
片鉾キャンパスに第4国際交流セミナーハウス完成。

関西外国語大学 ビジョン・
中期計画

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