こんにちは、学生広報スタッフの有島です!
2024年2月に学内で「ANAキャビンアテンダント講座」で開催され、私も参加しました。
これまでに数多くのキャビンアテンダント(CA)を輩出し、その年の採用数日本一に何度も輝いている関西外大ですが、同講座はそんな本学でCAをめざす学生たちにも人気となっています。

具体的にどのようなことを学んだのか、この記事で詳しくご紹介します!
学生プロフィール

学生プロフィール
有島 花帆さん(英語国際学部 英語国際学科 1年)
関西大倉高等学校(大阪府)出身
有島さんは1年生で、就職活動はまだ少し先になりますが、将来の進路決定の参考になればと、今回の講座への参加を決めたそうです。

CA(客室乗務員)にも興味があり、学内で講義を受講できるチャンスでもあったので、キャリア形成にもつなげればと今回受講することにしました。
ANAキャビンアテンダント講座
同講座は、ANAエアラインスクールで開講されている「キャビンアテンダントコース」を学内で受けられるというもの。
今回行われた「ANAキャビンアテンダント講座」の詳細は以下の通り。
- 日程:2024年2月13日~17日
- 講師:ANA現役キャビンアテンダント
プログラムの概要について

授業は、「基礎コース」と「CA講座」で構成されています。
基礎コース
- 【自分を磨く】今の自分自身を知り、ステップアップをめざす
- 【ANA・航空業界を知る】現在の航空業界・ANA、航空業界の仕事を知り、自身の未来の仕事や働き方を考える
- 【TEAMに関わる】協働的な学びを通じて、主体的にチーム関わる力を養う
- 【未来を考える】自分自身が主体となり、なりたい姿を明確にする
CA講座
ANA客室乗務員の仕事を知り、演習を通してANAが大切にしているおもてなしを学ぶ

以下で、プログラムの具体的な中身をいくつかご紹介します!
さまざまな角度から自分を見つめ直し、“新たな自分”に気づく

初日に自己紹介をする機会があり、その様子を講師の方に撮影いただきました。
その動画を見返すなかで、
- 表情が少し固いこと
- 声が小さく、聞こえづらいこと
- お辞儀をするときメリハリがないこと
などの気づきがありました。
さらに、講師の方からのアドバイスや、他の参加学生からも意見をもらうことで、今まで自覚していなかった「客観的な視点から見た自分の姿」がより立体的に浮かび上がってきました。

ここでの気づきを普段の生活はもちろん、就職活動や社会に出てからも活かしていきたいですね。
具体的には、口を大きく聞けて、笑顔で、気持ちをのせて話し、動作にメリハリをつけることを普段から心がけていければと思います。
また講義を通じて、あらためて第一印象の大切さを実感するとともに、第一印象を良くすることで信頼関係を築きやすくなることを学びました。
その初対面のときの印象を大きく左右するのが、
- 姿勢
- 表情
- 話し方
- 言葉
といったことで、具体的な所作としては、「物の受け渡しをするときやお辞儀をするときは、最後まで相手の目を見る」「物を指すときは指先を揃える」といったことを実践することで、印象が良くなることを学びました。

また言語化トレーニングの授業では、「自分を楽器に例えると?」といった質問に対する答えを文章に書き、それを声に出すという作業を体験。実際に伝えたいことを声に出すことで、違和感のある部分に気づくことが多く、書くだけではなく言葉に乗せて話すことの大事さを学びました。
まだまだ自分について、知らない部分や理解できていない部分が多いと感いたため、もっと自分を見返して深掘りし、自己分析をしていきたいと思いました。
物事を多角的に捉える、柔軟な発想を育む

その他で印象に残っているのは、「TEAMに関わる」をテーマの学びの中で、友人への感謝の気持ちを伝える例文について学んだことです。
前日、遅い時間まで作業を手伝ってもらった友人に感謝を伝える際に、「ありがとう」や「ごめんね」といった言葉を使うのが一般的ですが、それ以外にもたくさんの伝え方があることを学びました。
例えば、
「昨夜はありがとう。次、何か手伝えることがあったら遠慮なく言ってね」
「昨夜はありがとう。この後、よかったらご飯行かない?」
など感謝の言葉にプラスして、一言を添えることで、より深い信頼関係を築けることをまなびました。

偏った考えや表現をしてしまっていることも多いので、もっと普段から脳を使って、柔軟な考え方を持ち、それを言葉や行動に表せるようになっていきたいと思いました。
空港実務体験で、現場の雰囲気を体感!

「ANA・航空業界を知る」をテーマにした授業では、航空業界のことについて基礎的なことから学びました。
航空機の運航には、
- パイロット
- CA
- 整備土
- クランドスタッフ
をはじめ、さまざまな職業の人々の力で成り立っていることを改めて実感し、それぞれの業務内容や ANA の歴史を詳しく知ることができました。

同じ会社やグループの中でも細かい業種に分かれていることがわかったほか、「パパママ出産・育児休暇」や「短時間勤務」など、子供が生まれた後も働きやすいようにさまざまな制度があることも知りました。
また、オプションの空港実務体験にも参加し、伊丹空港を見学。
ANAグループ大阪客室の見学やオリエンテーションでは空港・オペレーション概要の説明などを受けることができました。
「業務紹介」兼「職場見学」では、
- 安全推進・総務・人事業務
- グランドハンドリング業務
- オペレーションマネジメント業務
- 旅客サービス業務(ゲート業務・カウンター業務)
といった各業務の現場を訪れ、実際に働いている方々の姿を見学をさせていただいたり、直接お話を聞くこともできました。

普段は立ち入ることのできない場所に入って施設やお仕事の様子を見学でき、貴重な体験となりました。華やかに見える空港業務の裏側まで見せていただき、業務への深い理解を得ることができました。
参加者の声

以下、参加者の方からいくつか感想を伺いました。
CA についてだけでなく、自分についても客観的に知れる良い機会になりました。
英米語学科3年
今まで自分が思っていた自分とはまた違う自分を見つけられるいい機会になりました。これからに向けての改善点がたくさん見つかったので、ここでの気づきを今後に活かせればと思います。
英語国際学科3年
とてもためになりました! ビジネスマナーをはじめ、エアライン以外でも役立ちそうな知識を身につけることができ、視野が大きく広がりました。
英米語学科1年
ビジネスマナーの基本を短期間で身につけられました。これからの就職活動に不安を感じている人や、どうしたらよいか悩んでいる人にぜひおすすめしたいです。
英米語学科3年
さいごに

この記事では、学生広報スタッフの有島さんに「ANAキャビンアテンダント講座」をレポートしてもらいました!
学内で、関西外大の学生だけを対象に行われるということで、
- 学外のエアラインスクールより、さらに講師との距離が近い
- 関西外大の学生、少人数制で、自由に意見がいいやすい
など、さまざまなメリットがあることがわかりました。

興味のあった航空業界、ANAのことはもとより、さまざまな角度から自己分析を行うこともでき、たくさんの“見えていなかった自分”に気づくことができました。
もっと自分のことを知りたいと思うようになり、今回の講座で学んだことを今後のキャンパスライフに活かしていければと思います。
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