大学内にある施設として、定番中の定番なのが図書館です。
関西外大には、「中宮キャンパス」「御殿山・キャンパスグローバルタウン」の両キャンパスにそれぞれ図書館を開設しています。
この記事では、中宮キャンパスにある図書館を現役の外大生二人がご紹介!
具体的には、
- 図書館の基本情報
- 利用方法
- 1階から3階まで各階にあるコーナーの紹介
- 自習やグループワークにおすすめの場所
などについて詳しく解説します。
関西外大の図書館について知る

今回、図書館を案内してくれるのがこちらのお二人。
- 写真左:中谷 日香梨さん(外国語学部 スペイン語学科3年)
- 写真右:桒原 芽衣さん(英語国際学部 英語国際学科4年)

図書館は課題の作成やテスト勉強に集中して取り組めるので、日常的によく活用しています!

大阪府職員として、就職が内定しています。公務員試験対策に取り組んでいた時期は、ほぼ毎日閉館時間の20時30分まで自習するなど、図書館のヘビーユーザーでした。
関西外大 図書館の基本情報

正式名称は「図書館学術情報センター(5号館)」。
基本情報はこちら。
施設概要
地上3階、地下1階 | 閲覧席数:1,387席 | 蔵書収容能力:942,000冊 | パソコン設置台数:459台
蔵書数
約42.5万冊(和書21.3万冊、洋書21.2万冊)
開館時間
8:45~20:45(時期や曜日によって閉館時間が早い日や休館日があります。詳細は「図書館情報センター」サイト内の開館カレンダーをご参照ください)
組織としては図書部門、情報部門、研究支援センターがあり、館内には図書館のほか、マルチメディアホール、コンピュータ教室などの施設があります。

2022年にはVR(仮想空間)演習室「Hello, World.」が完成。オープンキャンパスなどで見学することができるので、興味のある方はぜひ現地で確認してみてください!
「Hello, World.」の内観はこんな感じ。
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2023年4月、外国語学部に誕生した英語・デジタルコミュニケーション学科の開設にともなって新設された施設で、文系大学では全国初の本格的なVR演習室となります。

オリジナルのアバターの3Dモデルを作成するためのフルボディースキャナーも完備。また背景を合成できる「クロマキー合成」に対応した撮影スタジオもあり、充実した設備が整えられています!
いざ図書館へ

図書館学術情報センターの正面玄関を入り、すぐ左手が図書館の入り口になります。
上の写真の自動ドアを入って、
- 左手が入口
- 右手が出口
となっています。


入館ゲートが設置され、学生証をタッチすれば扉が開きます。
図書館1階のご案内

上の図は図書館情報センターのフロアガイドで、赤枠で囲んだ左側が図書館のスペースになります。
本の貸し出しなどを受け付ける貸出・返却カウンターをはじめ、
- 検索用PC
- 新聞閲覧
- レファレンスカウンター
などの施設・コーナーがあります。
図書検索専用PCコーナー

入ってすぐ左手にある図書検索専用PCのコーナー。
合計8台設置されています。

著者名がわかっていれば、こちらで検索すればスムーズに必要な本を探すことができます。
外大生のおすすめの図書「カンラブ」

関西外大の学生たちが選んだ厳選のおすすめBookを紹介するコーナーです。
- 小説
- エッセイ
- 詩集
- ビジネス書
など、さまざまなジャンルの本がラインナップされています。

『ONE PIECE』や『風の谷のナウシカ』などの人気コミックの英語版もあり、英語学習にも使えます。
その他、『ドラゴンボール』や『ちはやふる』などの英語版も図書館にはあり、気になる方は図書館3Fのラーニングコモンズを覗いてみてください!
先生方がおすすめする「学休期推薦図書」

図書館1階には、本学に所属する先生方のおすすめ本のコーナーも。
「学休期推薦図書」と題され、春休みや夏休みなどの長期休暇中にぜひ読んでもらいたいという本がラインナップされています。
こちらも文芸作品から専門書、ノンフィクションまで多彩な書籍が並んでいるので、「先生の推薦する本に興味がある」「視野を広げたい!」といった方は、一度覗いてみてください。
新聞閲覧コーナー

上でご紹介した「カンラブ」のコーナーのすぐ後ろにあるのが、新聞閲覧コーナーです。
- 朝日新聞
- 読売新聞
- 毎日新聞
- 産経新聞
- 日本経済新聞
のいわゆる「五大紙」を読むことができ、当日分はもちろん、過去4か月分が棚にストックされています。
その他、JAPAN Times、Asahi Weekly、Nikkei Asiaなどの英字新聞も読むことが可能です。

就職活動のとき、時事問題対策として毎日図書館で新聞を閲覧していました。社会情勢やニュースに明るくなるので、おすすめです!
雑誌コーナーも充実

書籍のほか雑誌コーナーも充実しています。

図書館のスタッフの方に聞いたところ、エアライン系の雑誌が人気のようです。

エアラインに強い本学ならではのエピソードですね。
貸出・返却カウンター

本を借りたり、返したりする際は、図書館を入って右手すぐの「貸出・返却カウンター」へ。
貸出を申請する際も本を返却する際も、バーコードを読み取るだけで受付が完了するのでスムーズです。


カウンターでは図書館の利用法をはじめ、わからないことがあれば質問できるので、困ったことがあればスタッフの方に確認してみてください。
図書館2階のご案内

1階から2階へは、入口入ってすぐのところにある階段を利用します。
書棚にさまざまな専門書が並ぶほか、併設されるラーニング・コモンズ<学びのアクセス広場> では、
- プレゼンテーション演習エリア
- ディスカッションコーナー
- 視聴覚教材閲覧エリア
- カウンター前エリア(PC席)
などがあり、学生は利用することができます。
教員書籍紹介コーナー/関西外大コーナー

階段を上がってすぐの正面のスペースに設置されているのが、
- 教員書籍紹介コーナー
- 関西外大コーナー
- 新着図書コーナー
の書棚です。


関西外大コーナーには、谷本榮子理事長が2021年に上梓された『関西外大と私』をはじめ、
故・谷本貞人総長の『関西外大づくり三十八年』や記念誌なども設置され、閲覧はもちろん貸出も可能です。

関西外大の歴史を知りたい人はぜひ読んでみてください! 授業で「おもしろい」と思った先生の著書を読んでみるのも面白いかもしれませんね。


新着図書コーナーは、名前の通り、新しく図書館に入ってきた書籍が並びます。

話題の新刊なども並ぶことがあるので、チェックしてみてください!
写真で見る図書館2階





写真のように閲覧席も数多く設けられており、自習に使っている学生も多いです。静かで集中できるので、課題や勉強をするのには最適な環境ですよ。
図書館3階のご案内

3階は2階と同様閲覧室と、ラーニング・コモンズ<学びのアクセス広場>があります。
ただし、ラーニングコモンズは2階よりもスペースが広く、
- プレゼンテーション演習室
- グループ学習室
- 学習活動支援コーナー
などが設けられ、個人はもちろん、グループワークなどにも活用されます。
閲覧スペースは自習にも最適

図書館と聞いて、多くの人は、
- 本を借りるところ
- 自習するところ
というイメージを持つと思いますが、実際に関西外大の図書館でも数多くの学生が自習に活用しています。
今回の記事の案内役を務めている中谷さんと桒原さんも自習でよく使っているとのことで、お気に入りの自習スポットを聞いてみました。
桒原さんのお気に入りの場所は、3階のラーニングコモンズの窓際の席(下の写真は違いますが、1つ上の写真の奥に見えるのが窓際の席)。


3階は2階よりも比較的に人が少ないので、より集中して勉強に取り組めます。就活中は友だちと図書館が閉館(20:45)直前までよく勉強していました。
窓からの景色もよく、気分転換になり、自習や課題作成にはおすすめのスポットです!
近くにコピー機もあるため、必要な時はすぐに利用することができるのも便利とのこと。
ちなみに、コピー機は学生証をタッチすることで利用できます(学生証に電子マネーの「楽天Edy」の機能があり、「楽天Edy」にチャージしたお金を本学の「印刷ポイント」に換金することで、学内のコピー機が利用できます)。
学生証には入学時に2,000ポイント付与されているため、白黒印刷(コピー)の場合200枚印刷することができます。

楽天Edyはコンビニなどでチャージができ、学内には学生部に専用の端末があります。印刷ポイントは、同じく教務部にポイントをチャージする端末が複数台設置されています。
一方、中谷さんのお気に入りの場所は図書館側の窓際の席だそうです。
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図書館の2階と3階ではそれぞれ閲覧席が充実しており、私はよくこのスペースで授業と授業の間の空きコマに、気になる本を読んだり、課題をしたりしています。
少なくとも1週間に2、3回は図書館に行っていて、決まった曜日に図書館に行くことが、私のルーティンの一つになっています。
特に3階では、
- 一般図書(和書)
- 美術、工芸書などの大型本
- 各種事典や各国語辞書、白書・統計資料や書誌といった参考書
これらの資料がそろっています。
静かな空間で課題に集中できるのはもちろん、調べものがあるときにすぐに手に取って読むことができるので、3階の閲覧スペースは私のお気に入りです。

空きコマ時間に「ちょっと暇だな」と感じたときに、ぜひ図書館の閲覧スペースを活用してみてください。
今まで全く興味がなかった分野の本や資料にも出会うことができ、学習の幅も広がるかもしれません。

ちなみに、「スペイン学研究」という授業で、スペインの美術について勉強したときに、他にもどんな絵があるのか気になって、図書館3階の大型本コーナーのところでよくスペインの作家が描いた絵を見ていたとのこと。
大型本コーナーでは、棚の上で立ち読みができるスペースもあり、重くて分厚い本でも気になった本があればすぐに広げられるので、とても便利なスポットです。

私はダリの絵が一番好きで、ダリの作品集を見ていました。
スペインのフィゲラスというところに「ダリ劇場美術館」というダリ専門の美術館もあり、いつかスペインに行ったときには足を運んでみたいです。
ラーニングコモンズ

フロアガイドにあるように、図書館から通路(=歴史・民族資料展示コーナー)を渡った側にあるのがラーニングコモンズです。
本棚や閲覧席のほか、プレゼンテーション演習室やグループ学習室などがあり、ディスカッションや複数人での学習スペースとしても活用できるのが特徴です。
下の写真はグループ学習室で、複数部屋が設けられています。


一人で使用する場合も、オンラインでの面接や面談があった際は周りを気にしなくてすむので、よく利用していました。授業の前後に面接や面談があっても、わざわざ自宅に戻らずに行うことができるので便利でした。
就活をしている人で4月~7月頃は混み合っていた印象です。
また、ラーニングコモンズではパソコンの貸し出しも行っているので、自宅からPCを持ってきてない場合でも気軽にオンライン面談などに対応することができます。
グループ学習室などは、予約をすれば自由に利用することが可能で、外大生の方は以下のリンクから予約できるので、ぜひご活用ください。
さいごに
この記事では、関西外国語大学 中宮キャンパスの図書館について詳しく解説しました。
一口に「図書館」といっても、単に資料を閲覧したり本を借りたりするだけではなく、いろいろな活用法があります。
関西外大に入学した際は、この記事を参考に、ぜひ図書館を有効に活用してください!
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