中国語教員養成センターからのニュース

 

対外漢語教員日本語留学生が全課程を修了

2011/3/8

 

 

孔子学院本部対外漢語教員日本語留学プロジェクトに派遣されていた中国人留学生9名が、2011年3月7日(月)に1年間の全課程を修了しました。

留学生たちは関西外国語大学国際言語学部で昨年4月から1年間、「日本語特別集中講座」(1,000時間・1週間24時間授業で構成)を受講し、入門レベルから始め、日本語能力試験2級以上の語学力(日本での中国語教育および日常的な生活に支障をきたさない実用的日本語運用能力)の習得を目指しました。その結果、昨年12月5日(日)に国際交流基金・日本国際教育支援協会が主催・実施した日本語能力試験を受験し、見事、全員が合格(1級1名、2級8名)しました。

さらに、「日本語特別集中講座」に加え、より幅広く日本文化・事情に親しみ、理解し、現代日本の教育事情も含む多様な社会的事情についての知見を深めるために、「日本文化・事情講座(文化交流・体験学習を含む)」(100時間)も受講しました。また、関西外国語大学孔子学院が留学生たちに提供した日本人学生をはじめ、広く地域の人々を対象にした中国語教育実践などの活動機会を通して、中国語教員としての資質・能力の一層の向上に取り組んでくれました。関西外国語大学の関係者一同は、彼らの友好的な姿勢と国際親善の精神、そして努力を惜しまない強い意志を誇りに思うとともに、彼らが行った日本での1年間の種々の活動成果を称賛したいと思います。

関西外国語大学孔子学院は、今回の日本語留学プロジェクトを修了した留学生一人ひとりが、将来、各々に与えられる活動の場で、中国語教育の普及と中国文化理解の推進・強化に大いに活躍・貢献することを確信しています。―修了、おめでとう!!!―

 
ページの先頭へ戻る