中国語試験センターからのニュース
2011年度中国語試験サマーキャンプ(北京)に派遣
2011/8/22
7月31日~8月9日の10日間、北京師範大学付属第二中学校国際部において実施された「2011年度中国語試験サマーキャンプ」に関西外国語大学の学生が参加しました。このサマーキャンプは海外の学生が中国語学習に取り組む積極性を掻き立て、今後も中国語試験に意欲をもって参加することを奨励するために中国国家漢弁が推進しているプロジェクトで、参加者は国家漢弁が行う各試験(HSK試験、C.TEST、BCT)に参加したことのある優秀な学生ばかりです。今年度は五大陸23ヶ国から529名が選ばれ、関西外大からは13名が参加しました。
13名の学生はそれぞれ中国語のレベルに合ったクラスに分かれ、朝から夜までの授業を通じて、中国語はもちろん、書道や水墨画、武術(太極拳・カンフー)、中国伝統細工の切り絵や中国結びなど、中国の文化や歴史についても学び、内容の濃い有意義な時間を過ごすことができました。
また、日程の中には北京に点在する旧所名跡や観光スポットを見学する行事も組み込まれ、学生たちは故宮や万里の長城、天壇、頣和園に加え、首都博物館や北京オリンピック公園内にある鳥の巣、科学技術館を見て周り、実際に自分たちの目で中国の伝統的な部分と発展し移り変わっていく部分を目の当たりにすることで新たに何かを感じ取った様子でした。
サマーキャンプ最後の日には盛大な交流パーティーが行われ、学生たちは授業の成果として武術や歌、ダンスや劇、漫才などを披露し、パーティーは熱気に満ちた盛り上がりを見せました。交流パーティーの準備に取り組む中で、中国語を通じて国の違いを超え協力し合い、短期間でお互いの距離を縮め、一つになって真摯に練習に励む姿は実に清清しく、これこそ言語を学ぶ醍醐味でした。これはサマーキャンプで学生たちが得たかけがえのない経験です。他国の学生たちとの積極的な交流と宿舎やクラスで共に過ごした日々の中で、日本にいてはできない貴重な体験をしました。一回りも二回りも大きくたくましく成長できたことと思います。