中国語教員養成センターからのニュース
2011年度第5回関西地区中国語教員養成講座を実施
2011/9/13
関西外国語大学孔子学院は9月11日(日)、秋風も爽やかな中、中宮キャンパスにおいて50名近くの受講者を迎えて、内容豊富な第5回関西地区中国語教員養成講座(午前・午後、2講座)を実施しました。
午前の部は、関西外国語大学孔子学院の吉田泰謙准教授と鄭天剛教授が同大学の靳衛衛教授に代わって、「日中同形異義語の分析」というタイトルで講座を担当しました。講座では、日中同形語の境界線・統計・類型・成因等の各方面について詳細な説明を行いました。同形語を語義から同形同義語と同形異義語と同形類義語の3種類に大きく分け、教育上で最も難しい同形類義語の分析に重点を置き、言葉の理性的意義に限らず、例えば感情色・文体色・時代色等の感性的意義も重視・分析し、分析の範囲は同形類義語の使用上の差異にまで及びました。さらに日中同形語の教育原則と教育方法にも触れ、またその場で実演して貴重な手本を示すことができました。
午後の部は、北京語言大学の叢琳先生が「教室での対外中国語授業テクニック」というタイトルで講座を行い、“端的かつ的確な授業とたくさんの練習”“学生中心の考え方”等の教育原則について説明しました。授業の準備については、“どのような内容をどの程度まで準備するか”“どのようなルートと方法で準備するか”を明確に述べ、また如何にして学生の名前を覚えるかということについても、数種類の具体的な方法を示しました。「細部が成否を分ける」ということが叢先生の講座を通して十分に理解されました。
叢先生はさらに国家漢弁・孔子学院本部からの依頼を受け、今回の受講生に第1回目の対外中国語教材研修を行い、国際的な中国語教育と中国語教材の現状を紹介しました。
次回の教員養成講座は、11月13日(日)に実施します。参加についてのお問い合わせは、電話:072-858-0043<事務局直通>または080-3850-2945<鄭天剛>まで。多くの方々の参加をお待ちしています