中国語教育センターからのニュース
2011年年度欧米・海外留学生対象中国語講座を開講
2011/10/8
関西外国語大学は毎年50の国・地域から約700名の海外留学生を受け入れていますが、関西外国語大学孔子学院は中国文化の更なる普及と孔子学院の国際交流における影響力の強化を図るために、昨年実施した中国語入門講座の実績を踏まえ、今秋も中国事情・文化と中国語基礎知識などの内容を一つにした中国語入門講座を始めました。
初回の講座には留学生12名(フィンランド・アメリカ・オーストラリア・イギリス・インドネシア)と中国語の学習時間がゼロの日本人学生12名が参加。叢琳中国語教育センター長が中国語の発音体系の基礎知識について講義した後、受講生たちは発音練習に取り組みました。
発音練習はより良く効率的に中国語の正しい発音を身につけられるように、中国人ボランティアや中国からの交換留学生にも参加してもらい、1グループを中国人学生2名、欧米留学生1名、日本人学生1名で構成し、グループ学習形式で実施しました。特に中国人留学生には「教員アシスタント」として、海外留学生たちに個別レッスンを行ってもらいました。熱心に発音練習に取り組み、90分の講座時間内にほぼすべての受講生・学生たちが子音・母音・声調などの中国語発音の基礎をマスターし、理想的な学習効果を得ることができました。
日本にいる海外留学生にとって、日本で中国語を学ぶという経験はたいへん目新しいものです。 “中国語は習得しがたい”という気持ちを克服させるこのような講座の実施は、グローバル環境における異文化交流の面白さをも実際に体感できるもので、本講座ではそれぞれの国の学生が各々の強みを活かし、互いに励まし合いながら中国語学習に取り組むことができるだけでなく、比較的短い時間で互いに親しくなり、また互いの自国文化や社会を紹介し合うことで異文化理解の促進にもつながる相乗効果にも大いに期待できます。
今後、中国語の学習に加え、幅広い中国文化事情に関する内容の講座、例えば中国の歴史・観光・生活・太極拳・日中文化の違いなどについての講座も開講する予定です。