中国語教育センターからのニュース
2011年度欧米・海外留学生対象現代中国事情特別講座(ラムクイスト氏)を開講
2011/10/17
関西外国語大学孔子学院は、10月15日(土)にアメリカ人学者スティーブン・ラムクイスト氏を迎え、欧米・留学生対象現代中国事情特別講座を開講しました。本講座には30名余りの学生(フィンランド、アメリカ、イギリス、日本、中国等)が参加し、 “一人のアメリカ人の目から見た中国”に耳を傾けました。
ラムクイスト氏は中国での5年間の生活経験があり、流暢に中国語を話されるばかりか、中国の歴史・文化・経済や社会状況に独特の見解を持つ“中国通”でもあります。
同氏は多くの外国人が中国で直面する環境汚染や交通渋滞などの様々な悪習について、自分自身の経験から解説しました。また中国に興味を持ち、理解を示し、親しみたければ、受け売りでものを言ったり、メディアの報道を盲目的に信じるのではなく、自分が中国に行き、実際に自分で中国という国を感じ取ることが必要であると述べました。
講座の終わりには、学生たちに自身の中国語学習の経験に基づいて実用的なアドバイスをされるなど、中国語の言語要素の難易と学習の重点等についても解説しました。
中国文化の普及は孔子学院が担う重要項目の一つです。関西外国語大学孔子学院は、中国の国情を熟知し、中国語に精通している欧米人教員・学者を招へいし、欧米人学生と日本人学生に中国文化を紹介することで本講座の信用性を高め、さらに学生たちにも中国に対する新たな視点を与えています。