中国語教育センターからのニュース

 

2011年度第3回欧米・海外留学生対象現代中国事情特別講座を実施

2011/11/15

 

 

11月12日(土)に開講した欧米・海外留学生対象の現代中国事情特別講座には、20人余りの学生(イギリス、フィランド、日本など)が参加しました。

講座の第一部は、関西外大孔子学院の鄧雲凌副院長が「楽しい中国人」をテーマにし、様々な写真やビデオを利用して衣食住等生活の各方面から、中国人の楽しい日常生活を学生に紹介しました。講座の中では、「民以食为天」(民は食をもって天となす)、「不到长城非好汉、不吃烤鸭真遗憾」(長城を見ずして男に非ず、北京ダックを食さないのは遺憾の極み)などの中国熟語も説明し、中国各地域の料理を含む中華美食、中国人の体の鍛え方、祝祭日、結婚式なども紹介しました。さらに漢詩、名句の朗読も披露し、学生は中国文化を知ると同時に、中国語の美しい響きも感じることができました。

第二部は、鄭天剛教授が中国の伝統的な文化の一つである「太極拳」を紹介しました。鄭教授自身も太極拳を長年続けており、各派の太極拳の特徴と練習方法の学習・研究にも取り組んでいます。講座では、太極拳の起源、道教哲学や周易との関係、太極拳の理論における現代文化への影響、人の身体・精神・心理への作用等、様々な角度から太極拳について解説しました。鄭教授は自ら太極拳も実演し、その魅力を存分に伝えました。今回参加した学生たちは、中国伝統文化の中の“儒教”“仏教”“道教”の関係を理解し、さらに自ら“体験”することで中国文化の継承形式を学んだことでしょう。

 
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