関西外国語大学孔子学院

関西外国語大学孔子学院は、12月3日（土）に第4回欧米・海外留学生対象の現代中国事情特別講座を実施し、20名余りの学生（イギリス、フィランド、日本など）が参加しました。

今回の講座は、中国に長年滞在したスティーブン・ラムクイスト氏を迎え、「中国の歴史上に起きた重要な出来事」をテーマに行いました。ラムクイスト氏は、写真・ビデオなどを使って中国略史・歴史の伝承や時代関係を簡潔かつ生き生きと説明し、中国歴史上の重要な人物と出来事も紹介しました。始皇帝と彼の実績；度量衡（度＝長さ、量＝体積、衡＝重さの単位）、漢字の統一によって後世の歴史に与えた重大な意義；焚书坑儒による中国歴史への重大な影響；中国における老子・道教思想の広まりと世界哲学への影響；教育家であり思想家でもある孔子と、孔子が創立した学校教育の深い意義；「論語」と中国の正統的な価値観である儒教による現代への啓発と制限など、中国文化とは何かを限られた時間ではありましたが、受講生に明確に解説しました。

　また古代中国の四大発明や四大美女などについての話は、受講生が中国五千年の歴史に対して深く考えさせられる契機にもなりました。

今年で二年目を迎える欧米・海外留学生対象現代中国事情特別講座は、毎回の講座内容を通して種々の知識を身につけることができ、また内容も興味深く面白いことから、欧米・海外留学生や日本人学生にたいへん好評です。