中国語教員養成センターからのニュース
2011年度第8回中国語教員養成講座と修了式を実施
2011/12/20
12月18日(日)に実施した第8回中国語教員養成講座には、関西各地域から40名余りの中国語教員らが参加しました。今回の講座は今年度の最終回で、講座後に修了式も行いました。
午前の部は「≪長城漢語≫メディア教材紹介」をテーマに、関西外国語大学孔子学院の靳衛衛院長、中国文化活動センター長の相原里美准教授、中国人ボランティアの陳興偉さんの3人が担当しました。教科書の内容を説明するとともに、≪長城漢語≫のウェブサイトの使用方法を実践して紹介しました。これまでの黒板を使った授業から一変し、受講者が積極的に学習参加したいと思うような授業の展開を示唆するものになったと確信します。
午後の部は、世界漢語教育学会副会長で、大阪大学の著名な教授でもある古川裕先生による講座「理論的な文法から授業に対応した文法へ---感覚的な授業方法」を行いました。古川教授の講座は3つの文字当てから始まり、その文字当てを通じて中国語の主語・補語等の文法構成に関する多様性、適応性と感性の特徴について提起、中国の“把”と“起”について詳しく分析し、また様々な意味と用法についても独特な見解を示されました。
講座終了後の修了式では、靳衛衛院長から修了証が手渡され、鄧雲凌副院長が挨拶に立ちました。今年度の関西地区中国語教員養成講座の内容は、中国語教育における実用性と実行性を重視することを主旨としました。また養成講座のもう一つの目標は、関西地区の中国語教員組織を作り、団結し、教員のレベルを向上させることです。2012年度の中国語教員養成講座の実施内容は現在検討中ですが、これまでの経験を活かし、今後も皆さんの要望に応えていきたいと思っています。