中国語教員養成センターからのニュース

 

2012年度第3回西日本地区中国語教員養成講座を実施

2012/6/28

 

 

2012年度第3回目の中国語教員養成講座を6月24日(日)に関西外国語大学中宮学舎で実施しました。今回の講座には日本各地からの50名近い中国語の先生らが参加されました。

午前の部は関西外国語大学相原里美准教授が「初級中国語の発音教育の難点」をテーマに、関西外国語大学の学生の中国語学習状況について述べたのち、「如何にして学生に中国語学習における発音の重要性を理解させるか」「日本の学生の中国語発音の弱点」「これらの発音の弱点に対しての指導方法のポイント」について、また声調についても詳細に解説されました。相原准教授自身の授業での発音教育の経験談も紹介され、受講者は仔細にわたって聞き、メモを取り、討論し、と非常に的を射た実践的な内容に満足していました。

午後の部は同じく関西外国語大学の山口久和教授が「規範的解釈の妥当性をめぐって―王力教授の訓詁学批判」をテーマに、王力教授の訓詁学の理論について解説した後、この理論研究の中で議論の争点となる問題についての質疑を行い、実例を挙げながら論証。山口教授の深く広い知識と緻密な思考は受講者の敬服に値するもので、この講義によって、今までとはまた違った観点からの中国語への理解を深めることができました。

今回の講座には特に多くの新規受講者が参加され、西日本地区中国語教員養成講座は多方面にわたって影響力を広げつつあります。関西外大孔子学院は、更に多くの関係各位からのご支持を頂きながら、西日本地区から日本全体の中国語教育の一層の推進に寄与できるよう取り組んでいきます。

なお、今年度第4回目の講座は7月8日(日)に実施します。多くの方のご参加をお待ちします。

 
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