中国留学・就職準備教育センターからのニュース
中国留学・インターンシップ紹介フェア開催
2012/10/1
関西外国語大学孔子学院の中国留学・就職準備教育センター(吉田泰謙センター長)は、2012年9月29日(土)に2012年度第2回目の「中国留学・インターンシップ紹介フェア」を穂谷キャンパスで開催し、関西外大国際言語学部の中国語コース1、2年次生を中心に約160名の学生が出席しました。
第一部(13:00~14:00)では、本中国語コースの卒業生3人(山岡啓一朗さん・2012年3月卒、土屋昌寛さん・2011年3月卒、西田真一郎さん・2011年3月卒)をゲストスピーカーとして招き、出席した在学生たちに対して、当時の学生生活や留学体験、また就職活動や現在の仕事について講演してもらいました。
在学期間中、中国とアメリカに留学した経験をもつ松田産業株式会社(東証一部上場)勤務の山岡さんは、自身の経験から「中国語上達の近道は、留学先で日本語を話さない友達だけを作ること」と語るとともに、「中国を理解しないことには、中国語をマスターしたとは言えない」と強調し、語学のみならずその国の文化や歴史についてもしっかり学ぶべきであるとアドバイスしました。
阪神交通社で勤務する土屋さんは、自ら実際に足を運んだ中国各地の写真をスライドで見せながら、「どの地域の中国人も大変温かく、日本でのテレビ報道などで受ける印象とは全く違っていた」と肌身で感じた中国を紹介し、「中国は広大で、様々な文化がある面白い国なので、ぜひ皆さんにも色々な地域に訪れて見聞を広めてほしい」と述べ、さらに「留学を通して、これまでの常識を見直すことができ、新たな価値観を育むことができた」と海外留学によって得られたメリットを語りました。
就職活動で8社の企業から内定をもらった丸一海運株式会社勤務の西田さんは、「留学では語学力のみならず、人間力を高めることができた」、また「物事を多面的にみる視野がもてるようになった」と語学力の向上以外での留学の意義を語り、学生時代は何事においても恥を恐れず色々なことにチャレンジすることの大切さを強調し、「恥を多くかけばかくほど、自分を成長させる糧となる」と後輩たちを鼓舞しました。
講堂に集まった学生たちは、今後の留学計画や就職活動などに活かすべく、真剣な面持ちで卒業生たちの話に耳を傾けていました。
第二部(14:00~15:30)は、学生食堂で「留学生交流会」と「個別相談会」を実施しました。今秋中国提携大学から来日した交換留学生が、日本人中国留学経験者や上記外大卒業生たちとともに各大学(北京語言大学など8大学)の紹介ブースを設け、中国の大学事情を手作りポスターなどで楽しく紹介しながら中国留学を予定している日本人学生たちの質問に親身になって答えていました。中国人留学生と留学経験者たちの協力のもと、中国への留学志向ムードをさらに高めることができ、お互いの親睦を深めることもできました。