中国語教員養成センターからのニュース
2012年度第6回西日本地区中国語教員養成講座を実施
2012/10/15
10月14日(日)秋晴れの爽やかな一日、関西外国語大学中宮キャンパスに於いて第6回西日本地区中国語教員養成講が実施されました。各地から参加されている受講者のみなさんはそれぞれ早々に来場され、講座の開始を心待ちにしておられました。
午前の部は別紅櫻先生(関西外国語大学孔子学院中国方院長)が「初級中国語会話、リスニング教育」のテーマで講義。対外中国語教育の総体的な授業から会話とリスニング授業の特色を述べた後、これら2つの授業タイプの教育目標、教育課程と教案の作成についてそれぞれ説明しました。会話授業での教育課程を例に採り、中国国家漢弁・孔子学院本部が推薦する教材と結びつけ、新しい課での導入から新出単語、本文、言語の説明や練習法について、更にはコミュニケーション課題の作成とその使用法、課題の段取りと、巡り巡り微に入り細に入りの解説で、受講者に完璧、明解で楽しくおもしろみに満ちた教室での教育課程を体現させてくれました。別先生の対外中国語教育事業に対する熱意と独特のセンス、豊富な教育経験によって満場の喝采を得るものとなりました。
午後の部は戸毛敏美先生(関西外国語大学教授)が「いかにして日本の学生の中国語能力、HSK(中・高級)合格への能力を向上させるか」について講演しました。戸毛敏美教授は長年にわたって関西外国語大学でHSK対策講座を担当しておられ、豊富な教育経験があります。今日の講座では新HSK試験大綱と語彙大綱とを結びつけ、HSK対策講座で取り入れるべき方法と注意点について総括しました。これらはどれも的確でHSK教育への大きな指導意義が見られるものでした。
陽が傾き、受講者たちは今日一日に学んだことをしっかり受け止め満足の笑顔で帰途につきました。
なお、今年度第7回目の講座は11月25日(日)に実施します。多くの方のご参加をお待ちします。