中国語教育センターからのニュース
2012年度第4回海外留学生対象中国語講座を実施
2012/10/29
10月27日(土)、関西外国語大学孔子学院は、穂谷キャンパスで第4回目となる海外留学生対象の「中国語入門講座」を実施しました。今回の講座は“面白い漢字”と題し、関西外国語大学孔子学院中国側院長の別紅櫻先生が担当、関西外国語大学中宮・穂谷両キャンパスからの学生ら(欧米・海外留学生と中国語専攻を除いた日本人学生)が参加しました。
漢字の読み方・覚え方・書き方を知ることは、初めて中国語を学ぶ人が必ずくぐり抜けなければならない難関です。別先生は欧米の学生が得意とするイメージ記憶法をもとに象形・会意・指事・形声の4種の中国漢字の造字法を豊富な資料から引用し、興味深く漢字の由来、変遷、意義を解説しました。屋根と豚から「家」が成り、女と子(男子)から「好」が成り、日と月両方があって「明」るくなり、人が木の下で「休」み、といった具合に単調な漢字を生き生きとした図形とわかりやすい言葉で説明しました。学生たちは声を合わせ一緒に読みながら覚え、繰り返し識別、比較し、知らず知らずのうちに既知のものをより一層深く知るところとなり、漢字の読み方と発音を習得しました。
今回の講座では中国語を初めて学ぶ学生の漢字への不安を取り除き、漢字を学習するヒントを与え、漢字の面白さを理解させることができました。それと同時に漢字の中に蓄積された中国古代の知恵と歴史の魅力をも知ってもらうことができました。