中国語教育センターからのニュース
京都府立向陽高校で中国語講座を実施
2012/11/22
関西外国語大学孔子学院・中国語教育センターは2012年11月21日(水)、京都府立向陽高校(永井正人校長)で高校生を対象にした中国語の入門講座を実施しました。
孔子学院中国人ボランティアである馬俊鋒(マ・シュンホウ)さんと陸煒(リク・イ)さんの二人がそれぞれ1クラスずつ講座を担当、高校の授業時間(1時間目・2時間目合わせて100分)の中で、中国語がどのような特徴を持つ言語かを紹介し、挨拶としてよく知られている“你好!”、“再见!”、“谢谢!”などの簡単な挨拶や自己紹介、それらを使った会話練習を行いました。
中国語の大きな特徴である四声(妈、麻、马、骂)、日本と似ているようで違う漢字(简体字)、日中の同形異義語などを写真やイラストを使って分かりやすく説明する中で、最初は慣れない中国語の発音にとまどっていた生徒も、教員の発音に合わせて次第に大きな声で元気よく積極的に発音するようになりました。
その中でも特に生徒から大きな反応があったのは中華料理の名前と外来語で、中華料理は日本人にとっても既に馴染み深いものになっているので、普段自分たちが読んでいる漢字の読み方と中国語の発音の違いが新鮮で興味深かったようです。外来語については、 “巧克力”:チョコレート、“咖啡”:コーヒー、“可口可乐”:コカ・コーラ、阿迪达斯;アディダスの読み方に加えて、その他にもアニメや有名な俳優・女優の名前などを紹介することで、日常生活の中でよく見聞きするものを通じてより中国語に対して親近感をもってもらえたようです。また、さらにここから発展して、覚えたばかりの単語を使い「あなたは何を食べる(飲む)のが好きですか」、「私は~を食べる(飲む)のが好きです」という会話文も学習・練習しました。
今回の講座を通じて、高校生の皆さんに中国語に対して親しみと興味・関心を持ってもらい、今後さらに中国語を勉強してみたいと思うきっかけづくりができたことと思います。
関西外国語大学孔子学院は、これからも様々な形で中国語の普及を推進する活動に取り組んで行きたいと考えています。