中国語教育センターからのニュース

 

2012年度第7回海外留学生対象中国語講座を実施

2012/12/3

 

 

12月1日(土)、第7回目の中国語入門・中国文化講座を実施しました。今回の講座は中国の歴史・文化に造詣の深いアメリカ人教育研究者のスティーブン・ラムクイスト氏をお招きし、“中国の歴史上の重要なできごと”をテーマに講義していただきました。今回も関西外国語大学の中宮・穂谷両キャンパスから欧米・海外留学生と中国語専攻以外の日本人学生が参加しました。

言語は歴史・文化の産物であり、語学学習者にとっては歴史・文化を学ぶことは、その言語をより深く理解しマスターする助けとなります。ラムクイスト先生は講座のはじめに主旨を明らかにし、中国の歴史を学ぶことが中国語学習にとって如何に重要であるかを詳しく述べられました。今から3000年以上前の古漢字である甲骨文から明清時代の四大文学名著、春秋戦国時代の諸々の学術派から世界で名だたる四大発明、眼中人なしの秦王朝から5千年の歴史があり全長4千メートルに及ぶ現代の古跡万里の長城などと、先生の講義は精彩を放ったうえに更には中国南北朝時代の名作である《木蓮辞》を詠じられました。美しく響く音と古風に抑えた素朴な曲調は、中国文化の大きな魅力を存分に表現し学生たちを感動させました。

今回の講座は、初めて中国語を学ぶ学習者に簡潔で生き生きと中国の歴史発展の総体を理解させ、今後の中国語と中国文化の学習の基礎を築き、興味を高めるものとなりました。

 
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