中国文化活動センターからのニュース
2013年度第1回中国文化紹介フェアを開催-中国の伝統楽器鑑賞・体験
2013/4/29
関西外国語大学孔子学院は、4月28日(日)に学研都市キャンパス(旧穂谷キャンパス)で「中国伝統楽器鑑賞・体験講座」を開催しました。関西外大の教職員、学生や当地の児童、中・高校生、社会人など広範な人々に中国文化と現代中国の事情に触れて頂き、“中国文化と中国語の持つ情緒”への理解と興味を深めることを目的に孔子学院が企画し開催する中国文化・体験講座です。
本年度最初の今回の中国文化・体験講座では、中国伝統楽器の鑑賞と演奏体験を行いました。本講座の冒頭では、孔子学院本部より派遣されてきたボランティア教師の張逸颺さんが、講座内容などについて概略説明しました。なお、講座の諸準備や当日の運営実施には、関西外大孔子学院の全教師・職員と中国からの留学生ら約30数名が参加しました。
本講座では先ず参加者に親しみのある日本民族楽器と中国の楽器を比較対照しながら、中国伝統楽器の種類とその特色を紹介しました。講座内容は豊富で多彩な紹介手法も交えるなど、写真画面や文字データ、音声を活用し、視覚、聴覚に刺激的に訴え、多くの方々が身近に中国民族楽器の魅力を体感することができました。引き続いて二胡の演奏鑑賞では、その˂賽馬˃の軽快なリズムは参加者がまるで馬が駆け回っている現場に身を置いているようなイメージを与えました。笛の独奏による˂ジャスミンの花˃の演奏紹介の際には、聴衆の参加者の皆さんにも声を出して歌ってもらい、また演奏に用いている楽器が何かを当てっこしたりして、興味を引く演出には積極的な発言もあり、ムードが一層盛り上がりました。
また、参加者の皆さんは目の前にある中国民族楽器-葫芦糸(ひょうたん笛)を手に取り吹奏体験をするなど、講座の雰囲気が大いに盛り上がりました。二人のボランティア教師が先ずそれぞれ˂甜蜜蜜˃や˂月光下的鳳尾竹˃を演奏し、異なる風格の二曲は参加者の興味を大いに引き立たせました。葫芦糸の優美な音色、その上に容易に演奏できる楽器であるため、一部の参加者は即座に基本楽理を身につけられ、北京オリンピックのテーマソング˂私とあなた˃の演奏にチャレンジしました。この音楽が象徴していますように、あなたと私の心は一つに繋がり、同じ地球村に住んでいることを実感する事ができ、その場の参加者がみな熱い友情に浸ることができる雰囲気を醸し出すことがました。
中国語をさらに広め、中国文化を伝えるべく、2013年度も関西外大孔子学院は多彩で豊富な文化活動や中国語講座を開催します。一層多くの日本の皆さんが中国を知り中国への理解を深められるように、そして日中両国民の友情の橋渡しとして真に取り組んでいきます。