中国文化活動センターからのニュース
2013年度第2回中国文化紹介フェアを開催-中国茶芸体験
2013/6/19
関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは、6月16日(日)に関西外国語大学学研都市キャンパスにおいて全国から集まった高校生とその家族、約250人を対象に2013年度第2回中国文化紹介フェアを開催しました。
会場となった学研都市キャンパスの教室は濃厚な茶の香りに包まれました。参加者の皆さんは中国の茶芸を楽しみ、中華文化への理解を深めました。第2回目の中国文化紹介フェアは、北京語言大学からの郝佳璐招聘教員と陸煒孔子学院ボランティア教員が担当しました。そのほか孔子学院の教職員や中国人留学生ら30人余りが実施に向けた準備に取り組むなど、今回の中国文化紹介フェア運営に参加しました。
中国の茶に関する文化の歴史はとても長く、その内容も豊富です。郝佳璐先生が中国語で茶芸に関する様々な知識を紹介した後、陸煒先生が日本語で飲茶の歴史や茶器、水質や水温、茶の分類や効用などについて詳しく説明しました。その後で参加者の皆さんに6種類の中国茶を味わってもらいました。すがすがしい香りの緑茶、あっさりしていて上品な白茶、ほのかに甘い黄茶、芳醇な香りの青茶、濃厚な黒茶、そして北京の人が好むジャスミン茶、それぞれの細やかで強い香気が好評を博していました。
今回の中国文化紹介フェアでは、中国茶を味わうと同時に中国語や中国文化を学習する「講座」も織り込みました。「好喝(おいしい)」「謝謝(ありがとう)」「我最喜歓花茶(花茶がもっとも好きです)」など、関連する表現を学びました。また、中国人が茶を飲むときに重んじる「茶要七分満」「飲茶分三口」や感謝の意を表す「叩手之礼」をしっかりとマスターするなど、参加者は真剣で興味深い様子でした。高校生のご家族の中には大学時代に中国語を勉強した人もおられ、「中国語はとても面白い。中国文化は学ぶ価値がある。」と自分のお子様にも中国語を勉強するよう勧めたり、一緒に訪れた家族にさっそく覚えた中国語で話しかける人もいました。
関西外国語大学孔子学院では、高校生や一般市民の皆さんを対象に中国文化や現代中国の国情理解を促進し、中国語と中国文化への興味関心を持っていただくために、今後も各種の文化講座や体験活動を行っていく予定です。