中国文化活動センターからのニュース

 

中国語・中国文化体験講座―京劇の魅力に浸る

2013/7/10

 

 

7月8日(月)、関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは、市民の皆さんを対象に「中国語・中国文化体験講座」の5つ目のテーマとなる「京劇・民間歌謡・流行歌」の講座(3回シリーズ)を開催しました。本講座は“歌に関する文化”の紹介を中心に、中国語の学習と実際の体験という3つの部分から構成されています。今回は中華民族の心髄であり、海外でも高い評価を得て、世界中の人々に愛されている中国の「京劇」について講座を行いました。

講座は、京劇と中国の流行歌を融合させた歌、『说唱脸谱』の胸躍る歌声で始まりました。その後、パワーポイントで写真や文章を交えて京劇の歴史や芸術表現の方法、役柄などを事細かに紹介しました。参加者の皆さんは京劇の歌の鑑賞を通じて、中国伝統文化の魅力の一つである京劇独特の様々な節回しを楽しんでいました。続いて京劇に関係する単語や表現を紹介・学習し、耳を傾けながら、絶えず口に出して練習するなど、参加者の皆さんにはより深く内容を理解していただけるようにしました。講座の会場は生き生きとした雰囲気に包まれました。

講座の3つ目の体験の部分のテーマは「隈取りを描いて、京劇を学ぶ」です。参加者の皆さんは、特別に用意された道具を使って実際に隈取りにチャレンジしました。隈取りと登場人物の性格の関係について学習した後で、その場で自分の好きな色の隈取りを選んで作りました。30分ほどで一枚一枚表情も雰囲気も異なる隈取りが完成し、参加者一人一人の手の中に納まり、お互いの作品について“熱く”語りながら、記念写真を撮っていました。講座の最後には、京劇の名場面『穆桂英挂帅』の歌詞と有名な演者による歌を鑑賞しました。講座が終わる時間になっても参加者の皆さんは興味が尽きない様子で、今回の講座を通じて京劇に関する知識が増えたと口々に話し、中国へ行って実際に京劇を見てみたいと話す人もいました。

 関西外国語大学孔子学院は2013年度前期に太極拳、切り紙、茶芸、書法、京劇と歌という5つのテーマで「中国語・中国文化体験講座」を行いましたが、いずれも好評をいただいています。9月からはさらにテーマを変えて「中国語・中国文化体験講座」を行いますのでご期待ください。より多くの方にご参加いただき、本講座を楽しんでいただきながら、広くて深い中国文化を身近に感じていただけたら幸いです。

 
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