中国文化活動センターからのニュース

 

2013年度第6回中国文化紹介フェアを開催-京劇とお面作り体験

2013/9/16

 

 

関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは、9月15日(日)に関西外国語大学学研都市キャンパスにおいて全国から集まった高校生とその家族、約390人を対象に2013年度第6回中国文化紹介フェアを開催しました。当日は近畿地方にも台風18号が接近していましたが、予定通り開催することができ、中国文化の精髄ともいうべき京劇の魅力を紹介しました。

中国文化活動センターでは中国文化や中国語を広く理解し興味を持ってもらうために、大学生や高校生、一般市民を対象に中国文化紹介フェアを実施しています。6回目となる今回は、孔子学院の中国側院長別紅櫻先生が担当し、孔子学院の教職員やスタッフ、中国提携大学からの交換留学生ら30人が企画・運営に携わりました。

「あなたは京劇を見たことがありますか?」「あります。」「ありません。」といった簡単な中国語のやり取りをいっしょに楽しみながら、中国の伝統的な演劇“京劇”について学びました。京劇について歌った「唱脸谱(くま取りを歌う)」を聴き、200年近い京劇の歴史の紹介を手始めに、別先生は写真や映像、音声など多様な方法で京劇の4つの要素「唱(歌唱)・念(台詞)・做(仕草)・打(立ち回り)」の芸術的魅力を紹介しました。そして、4つの役柄「生(男役)・旦(女形)・净(仇役)・丑(道化役)」について理解した後、京劇の有名な場面「貴妃酔酒」を鑑賞しました。その内容は新鮮で面白く、その形式も豊富で多様なことから、参加者のみなさんは京劇の美に強く興味を持ったようでした。

くま取りをお面に描いてみる体験コーナーでは、会場は賑やかさを増し、参加者の皆さんが先生や交換留学生たちの手伝いを受けながらくま取りを仕上げていきました。中国文化体験の様子は、年齢を問わず真剣そのもの。「京劇は素晴らしい!」「くま取りは難しいけれど、とても面白いです!」といった声が聞かれました。色とりどりのくま取りが参加者を京劇の世界へと誘い、完成させた作品を手に取って楽しそうに記念写真を撮っていました。文化紹介フェアは合計4時間わたって行われましたが、参加者の皆さんは興味が尽きない様子で、出来上がったお面を大切に持って帰っていただきました。

 
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