中国語教員養成センターからのニュース

 

靳衛衛院長が日中言語文化比較研究講座で講演

2013/11/30

 

 

関西外国語大学の中国語教員、日本語教員および博士課程の大学院生を対象に同大学中宮キャンパス(302会議室)で11月28日(木)に開催した日中言語文化比較研究講座に30人を超える研究者らを迎え、靳衛衛関西外国語大学孔子学院院長・教授が“日本語と中国語の同形語”と“人間の身体に関する慣用表現”に関する研究成果について講演しました。

靳教授は、中国語と日本語における同形語として同形同義語、同形異義語および同形類義語の三種類について、日常的な実例を用いて分かりやすくそれぞれを紹介、そのあと引き続き、日中両言語における人間の身体に関する慣用表現の異同については、“足”という字を含む表現を例にあげ、具体的に説明しました。ユーモアを交えた講座は、参加研究者の興味関心を強く惹き出していました。講座終了後にも靳教授に多くの質問が殺到、いずれも満足のいく答えを得ていました。

日本語教育担当の教授からは「日中間で様々な問題が取り沙汰される今日、日中両言語の文化を比較する素晴らしい講座を聴くことができた。ともに両言語文化の歴史的な淵源を探ることは極めて意義深い。両国の研究者のより深いレベルでの学術交流を期待する。」との声が聞かれました。今回の講座は中国語教育を担当する教員は言うまでもなく、日本語を担当する教員らにとっても収穫がありました。

 
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