中国文化活動センターからのニュース
中国文化講座-中医養生を開催
2014/6/2
関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは、5月31日(土)に関西外国語大学インターナショナル・コミュニケーション・センターで「中医養生」をテーマに中国文化講座を始めました。
中国医学は5世紀前後に日本に伝わり、その後1000年以上の長きにわたって発展を続けてきました。その後、日本では漢方医学として独自に体系立てられ、江戸時代中期に最盛期を迎えました。明治期には日本の医学の主流が漢方医学から西洋医学に移っていきましたが、現在も依然として多くの人たちが中国医学に対する深い興味が持っています。
本講座は関西外大孔子学院の李晶波先生(中国側院長)が担当し、合計4回行われます。講座の内容は“中医哲学の整体観念”“中医療法における弁証論治”“中医体質学への案内” “中医と養生保健”の4つの部分から構成されています。
31日に開催した第1回目の講座には、関西地区の多くの中国文化の愛好者が訪れました。講座は質疑応答の形式で進められ、先生と参加者の間で様々なやりとりがあり、会場内には終始、熱気と真剣なムードが漂っていました。中華文化に根付いている中国の伝統哲学の重要な考え方である“陰と陽”に話が及ぶと、参加者の皆さんは自身の生活と照らし合わせるなど積極的に発言していました。また、陰陽五行思想の五行相生・五行相剋の考え方についての説明にも興味深そうでした。
来週以降の文化講座(月・土)も引き続き「中医養生」をテーマに開催します。中国医学とその文化に興味のある皆さん、奮ってご参加ください。