中国文化活動センターからのニュース
2014年度第5回中国文化紹介フェアを開催-京劇講座
2014/8/26
関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは、8月23日(土)、関西外国語大学学研都市キャンパスで全国から集まった高校生とその家族、約1,000人を対象に2014年度第5回中国文化紹介フェアを開催しました。
今回のテーマは「中国の京劇」です。あまり馴染のない京劇を知ってもらうために、日本の歌舞伎と比較しながら京劇の歴史や由来について説明しました。中国の伝統的な演劇のひとつである京劇は、現在に至るまで200有余年の歴史を有する中国文化の精髄とも言うべき存在で、京劇の登場人物は「生」「旦」「浄」「末」「丑」という5つの役割に分けられます。その人物たちの「脸谱(くま取り)」は京劇の大きな特色となっていて、異なる色のくま取りはそれぞれ意味を持っています。具体的な役所を交えてくま取りの意味について分かり易く進められる説明に、笑い声も聞こえていました。
参加者の皆さんには簡単な京劇のお面の制作を体験してもらいました。集中して絵筆を握り、しっかりと手の中に収められたお面に向かって細心の注意を払ってくま取りにチャレンジ。小学校6年生の男の子は、自由な発想で世界にひとつだけのお面を見事に完成!!!。周囲からはその豊かな創造性に驚きの声が上がっていました。
参加者の皆さんは、自分が一生懸命に作った「戦利品」を手にして満足そうに会場を後にしていました。楽しい思い出となった今回の中国文化紹介フェア。この日の体験が中国語学習への意欲や中国文化の理解につながることを期待しています。