事務局からのニュース
「世界孔子学院デー」に北京語言大学芸術団特別公演を開催
2014/9/29
9月27日(土)午後3時、関西外国語大学中宮キャンパス谷本記念講堂はたいへんな熱気に溢れました。この日、関西外国語大学孔子学院は中国国家漢弁孔子学院設立10周年を祝した「世界孔子学院デー」及び関西外国語大学孔子学院創立5周年の記念事業として中国文化芸術公演を行いました。谷本榮子理事長はじめ本学教職員や学生、多くの一般市民の方々が谷本記念講堂(客席数2,000)に一堂に会し芸術団の公演を楽しみました。
関西外国語大学孔子学院のパートナー校である北京語言大学の芸術団(28人)が、日本の観客のために特別に用意した中国風情に溢れる芸術公演を行いました。オープニングの舞踏「中華繁栄」で賑やかに開幕し、演目は舞踏、楽器演奏、京劇、歌曲など、そのすべてが中国伝統文化をテーマに繰り広げられました。民族舞踊ではタイ族の「邵多麗」、モンゴル族の「草原、我が故郷」、新彊ウイグル族の「赤いベールをとって」などを披露。楽器演奏では二胡の独奏「二泉に映る月」、古筝と琵琶の二重奏「春江花月の夜」、民族楽器四重奏「喜びの歌」の4曲が奏でられました。
今回の芸術団の指導者で女子十二楽坊の一員でもある田超先生が、観客に中国の伝統的な楽器について紹介し、実際に演奏にも加わり、「女子十二楽坊」のCDを観客にプレゼントする場面もあり会場は大いに盛り上がりました。
京劇では「空城の計」と「貴妃酔酒」が歌い上げられました。「空城の計」を歌ったのはカメルーンから北京語言大学に留学中の学生で、演技の合間の時間を使って、京劇について、また自分がいかに京劇が好きかということを流暢な中国語で話してくれました。
「相思相愛」の合唱が響き渡る中、司会者の「日中両国のより良い未来を願って、友好の新しい1ページを書き記しましょう。」の呼びかけに合わせて、客席からも大きな拍手が沸き起こりました。拍手が鳴り止まない中、2時間に及んだ特別公演は幕を下ろしました。
関西外国語大学は北京語言大学をパートナー校として提携、2009年に孔子学院を開設し、日本国内の孔子学院では最初に中国語教育を大学の正規教育課程に取り入れました。世界孔子学院設立10周年となるこの年に関西外国語大学孔子学院もまた5周年を迎えます。私たちは今回の「世界孔子学院デー」の祝賀イベントが確実に成功を収め、またこれを機に更に多くの日本の皆さんが孔子学院と中国への理解を深めるものと信じています。