中国文化活動センターからのニュース
短期大学生の中国語・中国文化紹介特別集中講座を開催
2014/11/12
関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは11月12日(水)、関西外国語大学中宮キャンパス谷本記念講堂で同大学短期大学生約960名を対象に「中国語・中国文化の魅力」をテーマに特別講座を開催しました。
講座の第1部では先ず中国の国情について理解を深めるために、中国の人口、地理、世界遺産など基本的な情報を尋ねる問題をクイズ形式で出題しました。「中国の国土の面積は?」「中国にはどれだけの民族がいるでしょうか?」など、参加した学生はなかなか答えることができません。講座を担当する講師から出されたヒントで、ついに正解!静かだった会場は大きく盛り上がり、あちらこちらで笑顔が見られました。
第2部は中国語と日本語の比較です。漢字の文化や中国語の中の外来語などについて取り上げました。漢字は日本と中国それぞれの文化の共通要素ですが、「学長」「経理」「高等学校」といった言葉は中国語と日本語で意味が異なる同形異義語です。中国語の意味が紹介されるたびに学生の間からは驚きの声が上がり、文化を伝える存在としての漢字の奥深さに感じ入っていたようです。また、初めて中国語に触れる学生も多く、同じ音で異なる声調の「麻媽媽罵馬」という文章に実際に声を出して挑戦し、中国語の基本である4つの声調と軽声を体験しました。
講座の第3部では中国の少数民族を紹介しました。各民族の特色が現れている衣装や装飾品の紹介では、孔子学院のボランティア教員が漢服とチャイナドレスを実際に着て披露し、またウイグル族やモンゴル族、苗族など多民族国家である中国の特長についても説明しました。講座の第4部で紹介した中国の食文化では、写真で映し出される中国美食の数々と流暢な説明で会場からは「おいしそう!」「食べてみたい!」と話す様子が見られました。
講座の最後は参加者全員で中国の歌を歌いました。今年流行した「アナと雪の女王」のテーマ曲の中国語版「随他吧」を学生たちが習ったばかりの中国語を使ってチャレンジ!まだまだ中国に馴染みのない学生たちですが、今回の講座を通じて中国に対する興味・関心が芽生えたように思います。