現代中国研究センターからのニュース
特別記念講演「カンボジアにおける孔子学院の歩み」を開催
2014/11/17
11月17日(月)午前、関西外国語大学学研都市キャンパスでロイヤルアカデミー・オブ・カンボジアの孔子学院長を務めるCHEA MUNYRITH博士をお招きし、中国孔子学院本部創立10周年・関西外国語大学孔子学院創立5周年記念特別講演を開催しました。
ロイヤルアカデミー・オブ・カンボジア(RAC)は研究機関と教育機関を備えた国立の組織として1999年に設立され、カンボジアにおける文化や芸術、科学など幅広い分野で高度な研究と人材育成を行っています。CHEA博士はRACの哲学科主任を務める傍ら、孔子学院の学院長およびカンボジアの参議院顧問として活躍してされています。
関西外国語大学孔子学院の靳衛衛院長が進行役を務め、「カンボジアにおける孔子学院の歩み」と題して、RAC孔子学院の取り組みについてCHEA博士から説明がありました。関西外国語大学孔子学院と同じく2009年に設立されたRAC孔子学院には3つの孔子課堂、11の中国語センターが設置されおり、9000名を超える人たちが中国語と中国文化を学んでいます。RAC孔子学院の設立5周年を記念して制作されたムービーでは、カンボジアの人たちが笑顔を浮かべながら熱心に太極拳や書法を体験する様子が映し出されたほか、HSK試験や中国語教員養成講座など様々な取り組みが紹介されました。
質疑応答の時間ではカンボジアにおける中国語の学習状況や孔子学院のボランティア教員の活動についての質問が飛び出すなど、熱気に満ちた雰囲気に包まれました。講演会最後のCHEA博士の「カンボジアの全ての州で中国語教育が行われるようにするのが目標です」との発言には、会場からは大きな拍手が送られていました。