中国文化活動センターからのニュース

 

第5回西日本地区「中国語歌唱コンクール」を開催

2014/11/24

 

 

中国国家漢弁孔子学院設立10周年及び関西外国語大学孔子学院創立5周年を記念して、第5回西日本地区「中国語歌唱コンクール」(関西外国語大学孔子学院主催)が11月22日(土)、秋が深まる関西外国語大学学研都市キャンパスで開催されました。会場となった学研都市キャンパスの講堂には、この日を待ちわびた中国語の楽曲を愛する人たちと観客200名余りが集まり、熱気で溢れました。

歌唱コンクールは例年通り大学生・大学院生の部門と一般の部門(高校生を含む)に分かれ、本年度は合わせて28組47名の出場者が予選を通過し、22日の本選へと進みました。

予定通り午後1時30分にオープニングの時間を迎え、コンクールの審査を担当する中華人民共和国駐大阪総領事館教育室の李春生室長、阪南大学・奈良YMCA音楽院の宋茜講師、神戸松蔭女子学院大学の古川典代准教授、奈良女子大学の横山弘名誉教授、中国総政歌舞団の元団員で声楽家の張霊愛さんら5名が紹介されました。開会の挨拶では関西外国語大学学孔子学院の靳衛衛院長が、来賓や審査員、出場者に向けて「順位を競うだけでなく、歌を通じて良き友人をつくることこそ重要です」と話し、熱烈に歓迎しました。また、来賓を代表して李春生総領事館教育室室長が壇上に立ち、中国歌曲を愛する出場者の皆さんを心から称賛され、その親しみやすい挨拶と激励の言葉は会場に集まった人たちの印象に強く残りました。また、竹内脩枚方市長から本コンクールに寄せられたメッセージが読み上げられました。

出場者の年齢は幅広く、最年少は14歳の中学2年生、最年長は67歳の女性でした。いずれの出場者も、この日のために一生懸命に練習した曲に合わせて自慢の喉を披露。大学生の部では、大阪大学、立命館大学、龍谷大学、同志社大学、神戸市外国語大学、京都大学、関西学院大学、関西外国語大学など、関西一円の大学から多くの出場者が集まりました。

若さと可愛らしさ溢れる大学生や高校生は青春を謳歌する楽曲を歌い上げ、一般社会人の皆さんは“人並みならぬ腕”を競いました。すでに還暦を迎えている更谷啓治さんは若者に人気の周傑倫の「红尘客栈」を歌い挙げ、中国の伝統楽器「古箏」も演奏し、会場からは大きな拍手が送られていました。板津優子さんが歌ったのはS.H.Eの「中国話」。ラップの要素に加えて早口言葉のような歌詞は、極めて難易度が高いにも関わらず、見事に歌い切っていました。舞台上の出場者は熱を込めて歌い、観客はその姿に熱い拍手を送り、会場は素晴らしい中国歌曲にどっぷりと浸っていました。

すべての出場者が全力を出し切って美しい歌声を響かせ、“歌に国境はない”という言葉が表すように、日中両国の観客と一体となった本コンクールは、午後6時に終了しました。

審査の結果、第1部、第2部ともに1等賞が1組、2等賞が2組、3等賞が3組選ばれたほか、審査員特別賞が各部1名選ばれました。受賞者は以下のとおり。

【第5回西日本地区「中国語歌唱コンクール」の結果】

第1部(大学生・大学院生の部)

一等賞 白方健   関西学院大学

二等賞 梯紗和子  神戸市外国語大学

    澤井悠哉  同志社大学

三等賞 江龍雅子  京都大学

    二口あかり 同志社大学

    梅村玲於  名古屋外国語大学

    黒木努

審査員特別賞 竹内楓 関西外国語大学

第2部(一般の部)

一等賞 荒牧辰寛  一般

二等賞 藤田美代子 一般

二等賞 好井淳浩  一般

三等賞 渡邊春   関西創価高等学校

    川上智美

三等賞 杉本紀幸  一般

三等賞 板津優子  一般

審査員特別賞 森田節 一般

 
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