中国文化活動センターからのニュース
中国文化講座-崑曲と京劇を開催
2015/5/19
5月16日(土)に関西外国語大学インターナショナル・コミュニケーション・センター(ICC)で「崑曲と京劇」をテーマに中国文化講座を開催しました。今回も中国文化に強い興味を持つ市民の皆さんが集まり、会場は大いに盛り上がりました。講座では、最初に中国の戯曲が持っている意味や種類を取り上げ、そのあと、崑曲と京劇の誕生から発展の歴史、特徴や代表作などを詳しく説明しました。
崑曲で有名な作品といえば「牡丹亭」。講座を担当した講師が用意した日本語の概要をもとにして、そのストーリーや背景、内容などについて理解を深めました。さらに細かく「牡丹亭」の映像を観賞した参加者の皆さんは、知らず知らずのうちに崑曲の世界に浸っていました。そして、京劇の代表作の「覇王別姫」では、参加者の皆さんも京劇の名優で、「覇王別姫」で名を馳せた梅蘭芳については聞いたことがあり、剣舞のシーンでは迫力の演技に目を奪われ、歌や動作の細かな仕草に京劇の魅力を感じていました。講座の最後には講師自らが「牡丹亭」の1シーンを歌ってみせるなど、その素晴らしいパフォーマンスに大きな拍手が送られていました。
次回(5月23日)の中国文化講座のテーマは、「広東語と標準語」です。どこが同じでどこが異なるのか、どう話したらそれらしく聞こえるのか、広東語は難しい?など、2週にわたって紹介します。どうぞご期待ください。