中国文化活動センターからのニュース
中国文化講座-広東音楽を開催
2015/6/18
関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは、6月13日(土)午後に同大学インターナショナル・コミュニケーション・センター(中宮キャンパス)で「広東地区の民間音楽」をテーマに中国文化講座を開催しました。広東地区の音楽にはその地区独特の特徴があり、受講した市民のみなさんの興味を引き付けていました。
広東地区の音楽は広東省珠江三角州地帯が主な発生源で19世紀末から20世紀初頭にかけて、当地の民間“八音会”と呼ばれた演奏会と広東劇の伴奏曲をもとに作られ、広まりました。今回の講座ではまず、広東劇、潮州音楽、客家の山歌などの広東地区独特の民謡や伝統音楽を紹介し、本家本元の広東劇≪帝女花≫と潮州銅鑼太鼓≪投網捕魚≫、そして客家童謡≪月光光≫も鑑賞しました。その後、広東音楽の代表作である≪雨打芭蕉≫や≪歩歩高≫を鑑賞しながら、初期の“五架頭”から後期の八大楽器までその広東伝統楽器を紹介しました。
さらに広東地区の今のポピュラーミュージックも紹介しました。広東地区は中国改革開放時の最前線地区でもあり、現代音楽は西洋音楽、ロックンロールミュージックなど多くの音楽の影響を受けており、中国のポピュラーミュージックの発信地ともなっています。
講座では各時代のそれぞれの代表作品を鑑賞しましたが、日本の曲を中国語で歌った広東音楽の楽曲の紹介には参加者の皆さんも特に興味を持ち、一緒にハミングしていました。最後は皆さん一緒に陳慧娴の≪千千過歌≫と近藤真彦の≪夕焼けの歌≫の中国語バージョンを歌い、熱気に包まれた中、終了しました。
次回は「中国映画」をテーマに文化講座を開講します。どうぞご期待ください。