中国文化活動センターからのニュース

 

「日本人家庭への訪問交流プログラム」をスタート!

2015/6/30

 

 

関西外国語大学孔子学院は枚方市日本中国友好協会と協働連携し、中国人留学生らの日本人家庭への訪問交流プログラムを始めました。今年第一回目となる今回は、関西外国語大学の大学院で学ぶ王瑩さんと孔子学院のボランティア教員の呉婷さんの二人が、枚方市日本中国友好協会の奥野稔理事長のお宅を訪問しました。

やや緊張しながらお互いに挨拶を済ませた後、最初に奥野理事長のご自宅の伝統的な日本庭園を拝見しました。つくばいの周りには色とりどりの花が咲き、石灯籠のそばに立つ松の木は青々と生い茂っています。訪問した二人は日本人の庭に対する思いの一端を知ることができました。また、大きくなり始めたキュウリや可愛らしい茄子、かぼちゃの黄色い花もあちらこちらで見られ、心を込めて手入れされている様子も感じとることができました。

昼食は奥野理事長ご一家が協力して、中国からのお客様(王瑩さんと呉婷さん!)のために日本式の手巻き寿司と素麺を用意してくださいました。奥野理事長が「手巻き寿司は日本人が好きな伝統的な食べ物のひとつです。自分で好みの組み合わせをつくって食べたりします」「日本人は夏の季節に素麺をよく食べます」と説明してくださいました。「海苔と寿司飯、野菜と卵、シンプルなのに本当においしい!」「それぞれの味のバランスが絶妙!」と訪問した二人は好評価。楽しく囲んだ食卓からは話題が尽きることがありません。日本と中国は距離が近くても様々な点で違いがあります。こんな違いもお互いに興味深く感じたようです。

食事を済ませた後は、日本の抹茶とお茶菓子をいただきました。抹茶をいただくためには知っておくべき知識や作法があることを知っていた二人。この日は茶道の基本的な指導をしてもらいながら、自分の手で初めてお茶を点てました。

「時間が過ぎるのは本当に早いですね」「この活動がこれからも続いていくことを心から願います」「今日はとても楽しかったです」など、和やかで温かい雰囲気の中、笑い声と別れの言葉を交わしながら、今回の新企画、「日本人家庭への訪問交流プログラム」を終了しました。

関西外国語大学孔子学院は、今後も日中両国民の多様な民間友好交流の企画・運営実施に努めていきます。今回の活動が引き続き継続して実施され、友好交流と相互理解がより深化する機会になることを期待しています。

 
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