中国文化活動センターからのニュース

 

2015年度第7回中国文化紹介フェアを開催-中国茶芸体験

2015/10/28

 

 

関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは、中国文化や現代中国事情を広く理解してもらうために大学生や高校生、一般市民を対象に中国文化紹介フェアを実施しています。10月25日(日)には関西外国語大学学研都市キャンパスで約520人を対象に「中国茶芸」をテーマに第7回中国文化紹介フェアを開催しました。

講座では茶の歴史や効能、種類など中国の茶芸に関する知識を紹介しました。中国は神代の頃より茶が存在し飲まれていたと言われるほど、“茶”の故郷として長い歴史を有しています。また、茶は病気の予防、美容やダイエット、歯を丈夫にするなど様々な効果があると言われており、その種類は発酵の程度や作り方によって緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶、再加工茶に分けられています。茶の紹介の後は、春の香りをまとった「ジャスミン茶」、ほんのりとした甘みがある「紅茶」、シュンランの香りがする「鉄観音」の3種類の中国茶を実際に参加者の皆さんに楽しんでいただきました。そして、「花茶」では、まるで一輪の花のつぼみが美しく咲いていくかのような様子を観賞しました。さらに中国茶芸でよく使われる3種類の「叩指礼(指で机をたたいて謝意を表す)」や「三龍保鼎(三本の指で茶杯を持つ)」、「三口飲尽杯中茶(一杯の茶を三口で飲み干す)」といった作法についても説明しました。

今回の中国文化紹介フェアでは参加者の皆さんに実際に茶を飲んで楽しみ、そして「好香(よい香り)」や「很好喝(とてもおいしい)」、「謝謝(ありがとう)」などの簡単な中国語も学習してもらいました。中国文化紹介フェアでは、体験を通じて中国文化をより身近に感じる機会を提供できるよう工夫し、中国語の学習動機付けや中国文化の理解向上と中国に対する友好的な感情がいっそう増すことを期待しています。

 
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