中国語教員養成センターからのニュース
2010年度「西日本地区漢語教師培訓講座(第2回)」を実施
2010/5/17
日本関西地区中国漢語教師交流協会と関西外国語大学孔子学院は、中国駐大阪総領事館教育室の委託を受け、前回(4月18日)に引き続き、2010年度「西日本地区漢語教師培訓講座」の第2回目講座を5月16日(日)に関西外国語大学中宮キャンパスで順調に実施しました。
関西地区で中国語教育に当たる中国語教員(約40名)が今回の養成講座に参加しました。講座は二つの部分からなり、午前は四天王寺大学の胡士雲教授が、「中国語ピンイン方式の歴史」、「ピンイン方式と中国語綴字法の関係」および「中国語ピンイン方式の教育」等の問題について系統的に説明しました。理論面から中国語ピンイン方式の各種基本概念を詳述したことにより、胡士雲教授は受講者が今後の教学において「知其然」(そうであることを知る)のみならず、「知其所以然」(何故そうなのかを知る)ことを可能にしました。
午後の講座は関西外国語大学孔子学院の鄭天剛中国語教員養成センター長(南開大学教授)が担当しました。鄭教授は、vividな言葉、豊富な例証および詳細な分析を用い、教室での実践面から中国語語彙教育の関連問題、特に「語彙教育では何を教えるか」という教学上の核心問題について、受講者に解説しました。
本講座の特色である「理論」と「実践」を結合させる教師培訓方式は、受講者に中国語本体の基礎知識を系統的に学ぶ機会を与えるとともに、実践的な角度から外国人への中国語教育の通則とテクニックをよりよく理解、把握させることを可能にしています。