中国文化活動センターからのニュース
第5回中国文化紹介フェアを開催-中国茶芸体験
2016/10/24
関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは、10月23日(日)、関西外国語大学学研都市キャンパスにおいて中国文化紹介フェア「中国伝統茶芸講座」を開催しました。中国文化を醸し出す装飾が施され、茶の香りが漂う会場には多くの高校生とその家族らが参加し、講座は合計6回、各20分ずつ実施しました。
講座では最初に茶の歴史や効能、種類など中国の茶芸に関する知識を紹介し、中国は“茶”の故郷として長い歴史を有していることを理解してもらいました。茶は病気の予防、美容やダイエット、歯を丈夫にするなど様々な効用があると言われていて、その種類は発酵の程度や作り方によって緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶、再加工茶に分けられています。続いては、実際に中国茶芸でよく使われる3種類の作法について説明しました。男女で茶杯の持ち方が異なる「三龍保鼎(三本の指で茶杯を持つ)」、「叩指礼(指で机をたたいて謝意を表す)」や「三口飲尽杯中茶(一杯の茶を三口で飲み干す)」といった作法の説明には、参加者の皆さんは興味深そうに耳を傾けていました。
茶の紹介の後は、濃厚な香りが特徴的な「ジャスミン茶」、ほんのりとした甘みがある「紅茶」、シュンランの香りがする「鉄観音」の3種類の中国茶を実際に参加者の皆さんに楽しんでいただきました。そして「花茶」では、まるで一輪の花のつぼみが美しく咲いていくかのような様子を観賞していただきました。
今回の中国文化紹介フェアでは、参加者の皆さんに実際に中国茶を飲んで楽しみ、そして「好香(よい香り)」、「好喝(おいしい)」、「謝謝(ありがとう)」や「再見(さようなら)」などの簡単な中国語も学習してもらいました。中国文化紹介フェアでは、体験を通じて中国文化をより身近に感じる機会を提供できるよう工夫し、中国語の学習動機付けや中国文化の理解向上と中国に対する友好的な感情がいっそう増すことを期待しています。