中国語教員養成センターからのニュース

 

「第3回西日本地区漢語教師培訓講座」成功裏に執り行われる

2010/6/30

 

 

6月20日、日本関西地区漢語教師培訓講座の第3回目が関西外国語大学中宮学舎にて開催され、30名近い会員が参加しました。この培訓講座は中国駐大阪総領事館教育室の主催、関西地区中国漢語教師交流協会と関西外国語大学孔子学院の共催によるもので、これまで既に2回成功裏に実施されています。

午前の講座は、明海大学・劉勲寧教授が「普通話と北京語」と題して講演を行いました。劉教授は正に立て板に水の如しで、全く新しい視点から漢語方言の分類に再定義を行い、その議論をベースに、現代漢語の普通話の成立要因と特徴について、詳細で緻密な分析を披露されました。正確な論拠に基づくユニークな見解で、結論には非常に説得力がありました。

午後の講座では、熊本学園大学・石汝傑教授が「漢語方言概要」と題して講演を行い、各方言、とりわけ呉方言の特徴を発音・語彙・語法などの面から詳細に分析されました。両教授の講演は和やかな雰囲気の中で進み、機知に富んだ指摘が相次ぎました。

本年度は、このあと5回の培訓講座が予定されています。内容は音韻学・語法学・教学法など多領域に及び、今後さらに多くの漢語教師たちの参加が見込まれます。

 
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