中国語教員養成センターからのニュース

 

「第4回西日本地区漢語教師培訓講座」を実施

2010/7/12

 

 

7月12日、関西外国語大学中宮学舎にて開催された第4回西日本地区漢語教師培訓講座には、関西地区の各大学から20数名の中国語教師が集まり、神戸市外国語大学・太田斎教授と神戸大学・徐国玉教授の講演に熱心に耳を傾けました。

太田斎教授は音韻学の基礎について、また徐国玉教授は漢語語法の基礎についての講座をそれぞれ行われました。お二人の講義は展開が非常に素晴らしく、これらの基礎的知識の実用性やポイントの理解が一層強まりました。

漢語の音韻と日本語の発音の特徴を分りやすく関連付けて説明された太田教授の解説には、参加者たちは大いに腑に落ちたようでした。また音韻学と対日漢語教学とを有機的に結合させる事にもなりました。

徐国玉教授は以前、著名な学術雑誌《漢語学習》の副編集長を務められており、また自身も10数年間にわたり対日漢語教学に携わってこられました。講義はまさに漢語を説いて日本語を忘れず、教学を講じて習得を忘れずで、日本の学生が犯す誤りやご自身が日本語を学んだ時に感じた事などを織り込みながら、漢語語法の特徴を明らかにした解説には、参加者たちからは納得の嘆声が聞こえました。

両教授の素晴らしい講義は、参加者たちの関心を大いに引いたようで、休憩時間になっても討論を交わし、講師のお二人も議論の輪に引き込まれていました。

 
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