中国語教員養成センターからのニュース

 

第8回西日本地区中国語教員研修を実施

2017/7/26

 

 

関西外国語大学孔子学院は7月22日(土)と23日(日)の2日間、関西外国語大学学研都市キャンパスで、今年で8回目になる西日本地区中国語教員研修を実施しました。今年は4つのテーマで講義と討論会が行われ、日本各地の大学や高等学校で中国語教育に携わる教員や大学院生ら70名を超える方が参加しました。

本研修の最後には、関西外国語大学孔子学院の靳衛衛院長が一定の評価基準以上の成果を修めた受講生に対し、中国国家漢弁が認証する修了証と本学院の修了証を授与しました。2日間の日程で行われた今回の研修は、各専門家の素晴らしい講義と受講生の熱心な参加により、成功を収めました。なお、講義の概要などは、以下のとおりです。

《曹文教授(北京語言大学)による講義》

「中国語発音教授の際の注意点」をテーマに講義を行いました。曹教授は中国語ローマ字表記法について大量の実験成果を合わせ、受講生に向けて現代中国語音韻の系統を示しました。また、科学的に有効な中国語音韻の教授方法も紹介。講義は教育現場での様子が分かり易く的確であり、現代中国語音韻から中国語発音の実践指導まで及び、新しい知識が得られるものでした。

《張旺熹教授(北京語言大学)による講義》

語彙に関連した「中国語の文法認識と中国語教育」をテーマに講義を行いました。張教授は中国語教育における語義分析の重要性について強調し、たくさんの分析方法を示しました。これらの分析方法は、認識言語の理論と多くの研究成果から得られたものです。受講生とのやり取りを交え、分かりやすく説明し、受講生はリラックスした雰囲気の中、貴重な知識と中国語教授の応用方法を学びました。

《施家煒教授(北京語言大学)による講義》

学習研究として「中国語第二言語教授における誤りの分析」をテーマに講義を行いました。施教授は中国語の「誤り」についていくつかの基本概念を紹介し、その後多くのデータから分析の具体的操作の方法を示しました。施教授の講義は大変理論性があり、実践性も高く、受講生が実際に中国語教育に携わる際に起こり得る誤りの分析について明確な示唆を与えました。

《廣部久美子講師(大阪大学)》

中国語教授の技術について講義を行いました。廣部先生は中国語を学ぶときに使える実用性の高い最新のソフトウェアを紹介。発音や故事成語、日常会話、医療関係の語彙、飲食に使用する語彙など、教育から応用方法まで幅広く、受講生に現代の通信社会における多元的な教育手段・手法について講義を行いました。

 
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